シートを張っていると、ステープラーの周りに隙間がある事に気が付きます。

練馬区で工事中の『FPの家 H邸』の話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、外壁に透湿防水シートを張りました。

 

 

 

 

 

 

 

毎度お馴染みのウルト社製ハイムシールドを張っています。

界面活性剤の影響も受けないし、80年相当の耐久試験にも合格している高性能シートです。

でも今回は、シートの話ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の主役はコレ

青いお皿です。

これ、スティンガーキャップハンマーと言います。

シートを留めるステープラーです。

 

 

 

 

 

 

 

こんな箱に入っていて、中には青いお皿とステープラーが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

これを専用エアツールに入れて引き金を引けば、先程の写真のように納まります。

青いお皿越しにステープラーを留められる訳です。

シートを張っていると、ステープラーの周りに隙間がある事に気が付きます。

隙間があれば、雨水が侵入するかも知れません・・・。

防水テープを貼ろうとすれば、大変な手間になります。

だから以前は、ステープルの留め方を工夫しました。

 

 

 

 

 

 

 

当時の施工方法を挙げてみます。

シートの上に3タイプの留め方をしています。

左は、ステープルを縦に留めています。・・・①

真ん中は斜めに留めています。・・・②

そして右は横に留めています。・・・③

③が一般的な留め方です。

ステープルが横になっているのでシートを伝う雨粒は、ステープル上に滞留します。

この際に、針穴から雨水が侵入するかもしれません。

その点①は縦に留めているので、雨粒は滞留しません。

その分、針穴からの雨水侵入リスクも少なくなります。

でも風を受けた際にシートが裂ける恐れがあるため、NGになっています。

そこで②のように斜めにしました。

これならNG施工じゃないし、雨水の滞留も少なくなるでしょ

でも現在は、青いお皿の上から針を刺しています。

お皿自体が弾性素材の為、穴周りに隙間も出来にくいんです。

また、お皿が面でシートを押さえるので風等で破損する危険性も低くなります。

コレ、弊社の小さな拘りなんです・・・。

そうそう、バルコニーの防水工事も終わっています。

最近は、めっきり防水工事が減ってしまいました。

防水バルコニーをつくる人がいないんです。

でも今回は、3階に設けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真のグレー部分がFRP防水です。

ガラス繊維に樹脂を含侵させ、これを2層設ける防水工法です。

でも保証期限は10年ですから、10年後にはメンテナンスが必要となります。

バルコニーって、意外とコストが嵩むんですよね・・・。

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