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練馬区で工事中の『FPの家 H邸』の話です。
昨日構造現場見学会を開催しました。
写真はお客様と弊社担当者がコンベックス片手に打合せをしている様子です。
新規お客様ばかりではなく、既にご契約頂いているお客様も見学会を利用して詳細打合せをする事もあるんです。
図面や3Dパースで打合せるよりも、実物を見ながら確認した方がわかりやすいでしょ!
今回のプランは、外周部の壁の大半が耐力面材になっています。
その為、耐力面材の内側に電気配線スペースを設ける必要があります。
柱の上に耐力面材12.5mm+配線スペース30mm+石膏ボード12.5mmを張りますから、その分壁厚が大きくなります。
こんな点も、見学会時に説明する訳です。
もちろん気密処理も見てもらいます。
大抵は「気密処理って、こんなに大変なんですね・・・。」と言われます。
天井裏に載せられた吸音材や
遮音+防音の為の制振ゴムの施工も見てもらいます。
矩計図や施工写真を見るよりも、わかりやすい訳です。
今回は、久々にコレを使ってみました。
ホウ酸チェッカーです。
黄色い試液を噴霧して、しばらく待てば十分なホウ酸濃度になっているかどうかがわかります。
例えば下地用に留め付けた針葉樹合板に噴霧しても、写真のように反応しません。
こっちは赤く反応しています。
柱には、たっぷりと高濃度ホウ酸水溶液を噴霧しているので当たり前です。
梁や筋違、FPパネルにも噴霧して赤く反応するのを見てもらいました。
赤く反応しないと、シロアリ被害を無くせないんです・・・。
ちなみに以前、知り合いの建てている家でホウ酸処理をしていたので噴霧した事があります。
もちろん、ちゃんと趣旨説明を行い、了解を取っています。
でも結果は、反応ナシ!
「濃度不足だから、もう一度ホウ酸処理した方が良いですよ!」
そう伝えると、ビックリしていたのを思い出します。
「えっ!そんな事がわかるの?」
ヒヤリングをしてみると、原因はすぐにわかりました。
2度塗りが基本なのに、2度塗りをしていなかったんです。
もちろん、手を抜いていた訳ではありません。
知らなかったそうです。
ホウ酸の2度塗りとは、1度塗ったホウ酸が乾いてから2度目を塗る事です。
一回りして乾いていないうちに2度目を塗っても2度塗りにはなりません。
この事を知らなかったようですね・・・。
「そんな事、初めて聞いたよ・・・。」
そう言っていました。
ホウ酸チェッカーって便利でしょ!
万が一、反応していない箇所があれば、ホウ酸水溶液を噴霧すれば良いんですから・・・。
そんな話もさせてもらいました。
構造見学会、無事終了です。
H様、会場をお貸しいただきありがとうございました。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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