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05月02日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は晴れ。
でも気温は20℃にしかなりません。
この位の陽気だと、外作業も楽でいいですよね・・・。
練馬区で工事中の『FPの家 H邸』で、無垢フローリングの施工が始まりました。
写真は3階洋室の様子を撮ったもの。
下の黒いモノは、制振ゴムです。
弊社では、フローリングに接着剤を塗りません。
フロアネイルのみで張るようにしています。
ちなみに今回採用したのはホワイトオーク材のユニタイプ。
ブナ科コナラ属コナラ節の落葉広葉樹の総称で、ナラ・ミズナラ・カシ・カシワなどがこれに該当します。
重厚で堅く、木目が真っすぐで独特の存在感があるんですよね・・・。
でも最近は、バーチの方が人気があるようです。
個人的にはオークの方が好きなんだけどなぁー。
ご存じの方もいると思いますが、無垢フローリングにも色々な種類があるんです。
あっ、樹種の話ではありません。
あくまでも製法上の話です。
①ソリッドタイプ
長さ方向・巾方向ともに継ぎ目のない1枚もの。
②ユニタイプ
長さ方向に継ぎ目のあるもの。
③FJ(フィンガージョイント)タイプ
長さ方向も巾方向も継ぎ目のあるもの。
①~③の順に、値段が安くなります。
今回の場合は、②ユニタイプを採用しました。
また形状で言えば、定尺タイプとなります。
定尺とは長さが決まったものを指します。
今回の場合でいえば、巾90mm×長さ1818mmとなります。
梱包内に、決まった長さの床板が入っている訳です。
またソリッドタイプだと、乱尺タイプが多くなります。
ひとつの梱包内に、幅150mm×長さ303mmとか、455mm・606mm・910mm等色々な長さの板が入っています。
同じ樹種であっても、随分と貼りあがりが違うんですよね・・・。
ここまでは、あくまでも製法上・形状の違いとなります。
樹種や木目・グレード・色等を選ぶことが出来るのも、無垢フローリングの良さだと思います。
また無塗装品もあれば、塗装品もあります。
自然塗料仕上げとかウレタン仕上げとか・・・。
もちろん、価格もかなり違います。
ホワイトオークと言えば、私的にはウイスキーの樽でしょうか?
ウィスキー樽の中で最も有名なのが、ホワイトオーク樽なんです。
その重厚かつ強靭な導管孔内にはチロースと呼ばれる繊維構造があり、醸造樽として使っても液漏れすることがないそうです。
ウイスキー独特の色と香りは、樽由来なんですよね・・・。
さて、ここからは現場の話となります。
無垢フローリングを張っている様子を撮ってみました。
フローリングとフローリングの間に、小さな板が挟まっているのがわかるでしょうか?
矢印の上にある赤丸内に見えるでしょ!
コレ、スペーサーです。
無垢フローリングの断面を挙げてみました。
フローリングの側面には図のようにサネ加工が施されています。
片方が凹、反対側が凸になっています。
凸部分にフロアネイル斜め打ちして、そこに次ぎのフローリングの凹部分を差込むように張るのが基本です。
その際に適度な隙間を明けるのが、無垢フローリングの鉄則なんです。
無垢材って湿気で伸び縮みするからです。
梅雨の時期なると木材は膨らみます。
そして乾燥期になると縮みます。
だから隙間が小さいと結合部が突上がるし、大きければサネに打った釘が見えてしまいます。
この『隙間を明けて施工する』のが難しいんです。
隙間の大きさが違ったら、見栄えが良くないでしょ?
そこでスペーサーを挟んで張る訳です。
そしてある程度張ったら、スペーサーを外します。
間違えてスペーサーを踏むと、使えなくなっちゃうんですよね・・・。
以前はフローリングの梱包と一緒にスペーサーが入っていました。
でも最近は、別売りになっています。
大事に使わないと・・・。
ちなみに隙間の大きさは、樹種や木目、板厚や板巾、乾燥の度合等により異なります。
長年の経験と勘という訳にはいきません。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。