制震テープ®を施工した住宅は、繰り返しの大地震を受けても大丈夫?

今日は第3火曜日につきアセットフォーはお休みです。

休日を利用して、耐力面材と制振テープを使った試験の様子を見学して来ます。

会場は埼玉県川口市にあるアイディールブレーン㈱技術研究所との事。

えっ、川口市?!

自宅から車で15分も走れば行けそうです。

 

 

 

 

 

ハイブリッドアクチュエーターを備えた試験設備が、そんな近くにあるんだ・・・。

びっくりしました。

実は以前にもアイディールブレーンによる制振テープの実験を見た事があるんです。

かなり昔の話です。

その時は、つくば学園都市まで見に行きました。

こうした設備も、最近は身近になったという事でしょうか。

木質耐力面材を張った試験体と無機質系耐力面材を張った試験体を実際に揺らして、面材の特性や変形具合等をモニターでわかりやすく解説してくれるそうです。

当然制振テープの有無による違いも確認できます。

非常に興味のある実験だと思います。

実は弊社でも、過去に2件制振テープを採用した事があります。

大きな地震が来るたびに、制振に興味をもつ人がどんどん増えています。

弊社の建物の場合、外皮側の躯体に制振装置を設置する空間がありません。

そこで制振と言えば、制振テープとなる訳です。

でも最近は採用していません。

正直いうと制振って、効果がわかりにくいんですよね。

今回の見学で、改めて検討したいと思います。

 

良い機会なので制振テープを使った制振について書いておきます。(アイディールブレーンのHPより一部抜粋

 

 

 

 

 

制震テープ®は高層ビルの制震装置に用いられる粘弾性体を、木造住宅用として両面テープ状に加工したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

イラストのように、大地震時に柱と梁が平行四辺形に変形するのに対し、面材は長方形のまま抵抗するため相互間にズレが生じ、釘が曲がったり折れたりします。

そのため住宅全体が緩み、地震の度に変位はドンドン大きくなっていきます。

このズレる部位に厚さ1mmの制震テープ®を挟むことによって、振動エネルギーが熱エネルギーに変換され揺れが軽減されます。

 

 

 

 

でも制震テープ®を施工した住宅は、繰り返しの大地震を受けてもグラフのようにほぼ同じ変位を保ちます。

こんな説明を聞けば、使いたくなりますよね。

でも、本当かな

とも思います。

ベトベトしたテープを貼るだけで、本当に効くの・・・って、当初は思っていたんです。

でも、その後たくさんの事例が出た事でしょう。

そのあたりの事を聞いてみたいと思います。

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