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05月20日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は雨のち曇り。
思ったよりも雨が止む時間が遅かったですね。
凄い湿気です・・・。
今日は板橋区で工事中の『FPの家 H邸』を、行ったり来たり・・・。
朝一番に昨日設置したVOCの測定バッジを回収。
ついでに玄関框&玄関付框に自然塗料の塗布を行いつつ、エコキュートの試運転も行いました。
試運転って意外と時間がかかるので、待機時間を利用して作業を行う訳です。
その後、一旦現場を離れて他の現場を巡回。
お昼を挟んで、再度現場に戻りました。
完了検査に立ち会うためです。
検査予定時間の30分前に現場に到着。
でも検査員は既に検査を開始していました。
「お待たせしました。」
「いえいえ、少し早く着いたものですから・・・。」
さっそく、前面道路と敷地の関係と建物外観を確認。
その後建物に入り、中の確認を行いました。
防火窓のラベル確認。
給気口・排気口の確認。
火災報知器の確認。
間取りの確認、等々・・・。
特に問題もなく、15分程度で終了。
無事、合格しました。
検査員を見送って、最後に換気風量測定を行いました。
ちなみに、このお宅ではダクト式第3種換気システムを採用しています。
ズバリ、日本住環境㈱のルフロ400です。
風量測定に先立ち、まず行うのは自然給気口を開ける事。
壁についているのが自然給気口。
閉まっている状態を撮ってみました。
蓋を開けると、中には花粉フィルターが入っています。
これを月に1度、交換してもらいます。
全ての自然給気口を写真のように開けるのが基本です。
次に排気口の開度調整を行います。
天井にあるのが排気口。
内側のプレートを回すと、穴の面積を変える事が出来ます。
これを開度調整と言います。
よく見ると、写真のような目盛りが刻んであります。
これを換気設計書に記載された開度に合わせれば、準備完了です。
全ての排気口の開度を調整したら、いよいよ風量を測定します。
測定にらは、マノスターゲージという測定器を使います。
操作方法は極めて簡単です。
測定器に付いたノズル先端を
排気口の真ん中に開いた孔に挿し込み、針の指す値を読めば良いんです。
システムのコントローラーを撮ってみました。
下の黒いダイヤルを回して、風量を調整します。
まずは換気設計書に記載された値にセットします。
今回の場合は、『1』からスタートです。
こんな感じに全ての排気風量を測定し、専用アプリに入力します。
マノスターゲージはパスカル表示の為、アプリに入れないと㎥/Sに換算できません。
合計風量が不足していたら、コントローラーの値を大きくして再測定します。
また個々の風量が違う場合は、開度を変えて再測定します。
これにて風量測定完了!
報告書を作成し、お客様に報告を行います。
コントローラーを拡大してみました。
『1』より下がないでしょ?
つまり換気システムを停止する事は出来ないんです。
長期間、家を留守にするような場合でも「風量を『1』にしてください。」と弊社ではお願いしています。
停止しなければならないのは、機械更新や修理をする時だけだと思います。
その際には、換気システム本体下の点検口を開けてください。
写真のように、システム本体を見る事が出来ます。
写真のほぼ真ん中にスイッチがあるでしょ?
これを押せば、システムは止まります。
ちなみにメンテナンスも、この状態で行います。
ファンの清掃も、意外と簡単です。
24時間換気の設置義務化が図られてから随分と経ちました。
でも、意外と24換気の必要性とか重要性って理解されていないような気がします。
義務だから、とりあえず設置する。
停めちゃってもいいんでしょ?
なんて方も多いと聴きます。
「なんでですか?」
と聞くと、大抵は「換気扇動かしていると寒いでしょ!」なんて答えが返ってきたりするそうです。
これって、明らかに説明不足だと思うんです。
計画換気って、かなり重要です。
だから設置して終わりという訳ではありません。
設計通りに換気出来ている事を確認しなければダメなんです。
その為には、換気風量測定を行う必要がある訳です。
もっと言えば、その状態をずーっと維持できるようにする必要があります。
メンテナンスしやすいようにつくる
これも重要な訳です。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。