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板橋区で工事中の『FPの家 K邸』の話です。
躯体外側に設けられた『座彫り』とその中に納まっている構造金物を撮ってみました。
ちなみに座彫りという単語を検索かけると、こんな説明がありました。
アンカーボルトや羽子板(ボルト)のナットや座金が、木材の面から飛び出さないように、木材を掘り込むこと。
座掘り(ざぼり) – 建築用語集 (kenchikuyogo.com)より抜粋しました。
写真に写っているのが、羽子板ボルトの頭と座金です。
この上に耐力面材を張るので、金物が出っ張ると面材を張れないでしょ?
だから座彫りをしています。
でも弊社の場合、別の理由もあるんです。
次の写真を見てください。
座彫り部分に白いお饅頭のようなモノがくっ付いているでしょ?
コレ、現場発泡ウレタンなんです。
座彫りの中に吹いた発泡ウレタンが発泡し硬化した時、撮りました。
そして木材に合わせて平らに切削した時の写真です。
弊社では、外気に接する躯体に留め付けた構造金物には、必ずこうした施工を行うようにしています。
コレ、熱橋対策なんです。
上図では、上下で異なった施工をしています。
上の場合、熱橋対策を行っていません。
図では座彫りを行っていませんが、座彫りを行っていても冷たい外気温が金物を通じて建物内に伝わり結露発生するのは同じです。
でも下のようにウレタンを充填しておけば、結露を防ぐことが出来ます。
また金物周りの隙間を防ぐ事になるので、気密性を高める効果も期待できます。
耐力面材を張る前の作業って、意外と多いんですよね・・・。
でも気密性や断熱性を高める事で、建物や居住者の健全性・省エネ性を担保しようとすれば、必ず必要となります。
省略する事ができない施工のひとつだと思います。
posted by AssetRed
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