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06月11日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は晴れときどき曇り。
暑いです💦💦💦
30℃を超えるかもしれません・・・。
周りを見回すと、空調服を着ている人が増えています。
ブ~ンブ~ンとファンの回る音が聴こえてくるようになりました。
板橋区の『FPの家 K邸』では、引き続き設備工事&防水・気密施工が行われています。
2階排水管の貫通部を撮ってみました。
配管回りのモコモコは、発泡ウレタンです。
これを平らに切削し、写真のようにウルトの気密防水スリーブにて防水処理を行いました。
室内側も、のちほどケルプを使って気密処理を行います。
これは、インターフォンケーブルを通したところです。
線のわりに大きな孔が開いているでしょ?
でも。このくらい大きく開けないと発泡ウレタンを充填できないんです。
ここもウルトの気密防水スリーブにて、防水処理を行いました。
なお室内側は、アルミテープにて気密処理をしています。
床合板に孔を開け、2本の管が通してあるでしょ?
この管、ペアチューブと言います。
お風呂の追焚き用の配管なんです。
床下を通して基礎に設けたスリーブから外にあるエコキュートまで繋ぎます。
弊社の場合床断熱が基本ですから、ペアチューブと床合板の隙間は無くさなければなりません。
いまさらですが、これを気密処理と言います。
隙間に発泡ウレタンを充填した時の様子を撮ってみました。
ちなみに床合板の厚さは24mm、床断熱の厚さは105mmです。
だから、発泡ウレタンの厚さも129mm以上となります。
隙間にウレタンガンのノズル先端を挿し込み、上に上げながら少しづつ充填するのがポイントです。
一度に充填する厚さは30mm程度を目安とします。
空気中の水蒸気と反応して発泡するので、あまり厚くすると中央部が水蒸気不足で発泡不良を起こすからです。
固まったら、次の層を充填。
固まったら、次の層を充填。
といった具合です。
出っ張った部分は、平らに切削します。
そして、その上に気密テープを貼ります。
弊社では発泡ウレタンは気密材と思っていません。
FPパネルや一般的なウレタンボードは、イラストのようにセルと呼ばれる小さな気泡が独立しています。
気泡同士が離れている為、水蒸気や熱の移動が少ないんです。
でも現場発泡ウレタンは、イラストのようにセルが連続しています。
気泡同士がくっ付いて繋がっている為、水蒸気や熱の移動をウレタンボードほど抑えることができません。
だから表面に必ず気密テープを貼る必要があるんです。
表面の硬い層をスキン層と言いますが、これがある事で水蒸気や熱の移動を抑えることが出来るという説もあります。
でも発泡剤にCO2を使っているウレタンの場合は、以前のフロン発泡品や最新のHFO発泡品に比べてスキン層が薄いので、気密テープを貼った方が良いと思います。
発泡ウレタンは、あくまでも断熱補強が目的です。
気密性担保は、気密テープで行いましょう!
という事で、日本住環境のケルプを使って気密処理を行いました。
気密処理という言葉って紛らわしいんです。
正しくは『防湿・気密処理』と言います。
前者は水蒸気が通らないようにする処理、後者は空気が通らないようにする処理を言います。
その対象は、それぞれ『水蒸気』と『空気』。
そして、その目的は次の通りです。
防湿の目的・・・
壁内結露を防ぐ。
気密の目的ろ・・・
熱損失を小さくする。
局所的な温度差を小さくする。
喚起経路を確立する。
ちなにみに『防水処理』は、水が通らないようにする処理です。
最近の防水シートは『透湿防水シート』が主流でしょ?
これって、水は通さないけど水蒸気は通すシートです。
水は通らないけど水蒸気は通る孔が、シートに無数開いている訳です。
という事は、水よりも水蒸気の方が小さいって事ですよね?
ちなみに空気は水蒸気よりも大きいそうです。
だから水蒸気を通さないようにしておけば、空気も通しません。
でも、なんで気密なんだろう・・・。
防湿処理だと、わかりにくいからなのかな???
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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