建築作業員に優しいのも、高断熱・高気密住宅の特長のひとつです。

06月14日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は晴れ

とうとう30℃を超えました。(最高気温は32.3℃との事。)

ちなみに湿度は42.0%、参考までに絶対湿度は12.74g/kgDAでした。

外作業をしていると、クラクラします・・・。

でも建物内に入ると、涼しいんです。

建築作業員に優しいのも、高断熱・高気密住宅の特長のひとつですから・・・。

 

板橋区の『FPの家 K邸』の防水・気密処理、ぼちぼち進んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

先日気密処理した孔の傍に別の孔が明けられ、そこにリモコン線が通してありました。

「すいません。もうひとつ開けちゃいました。」

「一緒に通せれば良かったんですが・・・

設備業者が申し訳なさそうに言います。

でも違うんです。

ひとつの孔に2本の線を入れるのって、作業的には合理的かもしれません。

でも気密的には、極力避けたい施工なんです。

周りに発泡ウレタンを充填しても、線同士に隙間が出来るでしょ

「別々に孔を明けて通した方がGOODです。」

そう返事をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして外側から発泡ウレタンを充填。

30後に内側からも充填。

 

 

 

 

 

 

 

 

発泡・硬化後に出っ張った部分を平らに切削し、気密処理を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラストは防水シート貫通部の電線周りの防水処理を示しています。

内側の気密処理の場合も、これと同じように気密テープで電線を挟むように張り合わせます。

こうする事で、線周りの隙間を無くす事が出来るんです。

その後、電線を曲げてテープごと、さらにテープで覆います。

それが、先程の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

排水配管の場合も電線と基本は同じです。

配管回りに10mm程度の隙間を明けるように孔を明け、そこに配管します。

隙間にウレタンガンのノズル先端を挿し込み、発泡ウレタンを充填。

30分後に、今度は内側から充填します。

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ外側の発泡ウレタンが硬化しているので、平らに切削して専用テープによる防水処理を行います。

Φ50の配管の場合、弊社ではデュポンのストレッチガードテープを採用しています。

シワ加工したタイベック(R)とブチルゴムを複合させた

伸張性防水角部材です。

強靭で耐久性に優れ

これ1枚で様々な部位に追従し

施工は簡単でスピーディーです。

 

 

 

一見すると普通の防水テープのようですが、良く考えられた防水テープなんです。

以下、施工方法を挙げます。

 

 

 

 

 

 

 

図のようにテープを折って、小さい方の剥離紙を剥がします。

小さい方をパイプに貼り付け、大きい方は防水シートに貼り付けます。

 

 

 

 

 

 

 

パイプに貼り付ける際、大きい方の剥離紙は剥がさず、小さい方に重ねておきます。

そしてパイプに貼り付けたら、大きい方の剥離紙を剥がします。

 

 

 

 

 

 

 

最後は、大きい方ほ防水シートに貼って完成

テープ自体がシワシワになっていて、よく拡がるんです。

だから面倒くさいパイプ周りの防水処理も簡単に行える訳です。

しかも、このシワシワ、1本1本が繋がっていません。

だからシワシワから水が回る事もないんです。

良く考えられているでしょ

屋内で使う日本住環境のケルプの屋外版というところでしょうか。

実に有難い青邨です。

でも幅が50mmしかないのが珠に瑕なんです。

75mmあれば、言うことなしだと思うんですよね・・・。

デュポンさん、是非ご検討を

ちなみに管径が75mm以上の場合は、ウルトの気密防水スリーブを使います。

またCD管やPF管の場合には、日本住環境のゴームパッキンを使います。

こっちの方が、より施工性が高いので・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

内側のウレタンが硬化したら、出っ張った部分を切削してケルプを貼ります。

これにて、配管回りの防水・気密処理完了です。

屋内にストレッチガードテープを使っても問題ありません。

でも屋外にケルプを使う事は出来ません。

耐候性・防水性の問題だと思います。

価格的にはケルプの方が安いので、屋内に限って使うようにしています。

屋内なら雨水や紫外線による劣化を気にする事ないでしょ

これも適材適所だと思います。

 

 

 

https://www.assetfor.co.jp 

posted by AssetRed 

住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

https://www.assetfor.co.jp/recruit/

上記をご確認ください。

練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーへ資料請求
練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーの見学会へ
  • 練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのFacebook
練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのホームページTOPへ