管周りの気密処理の方法を3つほど比べてみました。

板橋区で工事中の『FPの家 K邸』の話です。

空調&換気に関わる外皮貫通部分の気密処理を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第3種換気の自然給気口用スリーブ周りの気密処理ですが、ここでは従来の処理を行いました。

スリーブ内側から躯体に掛けて、アルミテープを貼る方法です。

管径が100mmと比較的大きいので、テープ処理でもなんとか対応できます。

但し、丸に合わせてテープを密着させるのが超面倒

シワを少なくするように気を使います。

管径が100mm以下の場合は、アルミテープではなくストレッチテープを使った方が良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

その点、ケルプを使った気密処理は全然ラクチンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

平らな部分をスリーブに貼り付け、ギザギザな部分を開きながら躯体に貼ります。

剥離紙を剥がすのが面倒なくらいで、あっと言う間に施工完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドームパッキン100を使うのもアリだと思います。

ケルプより更にラクチンです。

ただし管径100mmにしか対応できません。

穴の明いていないタイプもありますが、穴を丁寧に明ける手間を考えるとケルプにした方が良いと思います。

どちらも短時間で隙間を無くすことが可能です。

いずれの方法にしろ、躯体とテープそしてスリーブとテープの密着度合が重要です。

密着していなければ、空気が逃げちゃうでしょ

そして密着させるためには、テープを貼る面が平滑である事。

そしてある程度の強度がある事が条件となります。

ふわふわした面にテープをぴったりと貼るなんて困難でしょ

その点、FPパネルは最適です。

管径に合わせて丸穴を開ければ、スリーブも簡単に入ります。

隙間を開けて、そこに発泡ウレタンを充填すれば固定出来ます。

平滑だし、押しても凹みません。

スリーブ周りに木枠を設ける必要もありません。

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