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先日あるセミナーで、こんな資料を見ました。
YKKapの窓の性能を壁の厚さに例えて表現しています。
似たようなものを以前にも、見掛けました。
その時のものを挙げてみましょう。
厚さ100mmのグラスウール16を充填した壁を指標としていました。
この時はU値を0.50にしていましたが、今回は0.45になっています。
いずれにしても、ちょっと貧相な断熱仕様だと思います。
アルミ窓にLow-E複層ガラスを入れた時の断熱性能は3.49、厚さ7mmの壁に相当します。
窓をアルミからアルミと樹脂の複合窓とし、ガラスはLow-E複層ガラスのままにすると、厚さ15mmの壁になります。
今度は樹脂窓です。
ガラスはLow-E複層ガラスのまま。
壁の厚さは30mmになりました。
意外と、たいした事ないですよね・・・。
ガラスの性能を上げないと、壁に比べて寒い事がわかります。
最後は樹脂窓にトリプルガラスを入れた場合です。
ナント!これでも厚さ55mmの壁にしか相当しません。
窓の高性能化って、危急の問題だと感じた瞬間でした。
この比較、かなりわかりやすいと思います。
そして、今回は更にブラッシュアップされていたんです。
単板ガラスを入れたアルミ窓は、厚さ0.2mmの壁に相当します。
そして、この窓の内側に単板ガラスを入れた内窓を付けると
厚さ7mmの壁になります。
これって、アルミ窓にLow-E複層ガラスを入れた場合と変わりません。
さらに内窓のガラスを複層ガラスに帰れば、壁の厚さは14mmになります。
これは、アルミと樹脂の複合窓にLow-E複層ガラスを入れた場合とほぼ同等。
さらに内窓のガラスをLow-E複層ガラスに帰れば、壁の厚さは21mmになります。
このレベルなら、最近の建売住宅と比べても遜色ありません。
これを見ていると、窓の高断熱化って進んだなぁーと思いました。
これならストック住宅の高性能化を図る事が出来ます。
とはいえ、さらなる高性能化が必要なんですよね。
内側にカーテンや障子も設けるだけでは、まだまだ足りない気がします。
そもそも個人的には、内窓はあまり好きではないんです。
開閉が倍になるでしょ?
ガラス清掃も面倒だし・・・。
かといって、カバー工法もお勧めしたくありません。
気密性を高めるのが難しいんです。
ストック住宅の窓の高性能化って、まだまだ道半ばなんですね・・・。
とはいえ、やれる事からコツコツと実践するしかありません💦💦💦。
posted by AssetRed
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