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板橋区で工事中の『FPの家 K邸』に壁用の石膏ボードが搬入されました。
天井用の石膏ボード同様に、荷揚げ屋×3名にて各階に必要枚数を搬入しました。
写真は1階に運ばれた、910mm×2420mmの石膏ボードです。
この他に、910mm×1820mmの石膏ボードも別の部屋に搬入しています。
全てタイプZ(TBZ)にしました。
耐火性を増すためにガラス繊維が含まれた石膏ボードです。
強化石膏ボードといい、準耐火建築物の壁や天井に使います。
木造建築物の防・耐火性能は、次の3つに大別されます。
①耐火建築物
②準耐火建築物
③その他建築物(一般木造)
耐火建築物とは、建築物の主要構造部を耐火構造とすることにより、当該建築物や隣接する建築物における火災終了後も消防活動によらずとも建物が崩壊せず、自立し続ける建物であることが求められます。
また、準耐火建築物とは、当該建築物や隣接する建築物における火災による加熱を受ける間、所定の時間主要構造部が崩壊・倒壊しない性能有する建物であることが求められます。
弊社の建物の場合、ほぼ全ての3階建ては②となり、2階建ては③になります。
それぞれの建物に求められる性能を担保するために、これらの石膏ボードを張る訳です。
最後に石膏ボードが火に強い理由を挙げて締めたいと思います。
石膏ボードが火に強いのは、芯材である石膏の重量の約21%を占める『結晶水』に秘密があります。
ボード内の結晶水は非常に安定していて、通常は発散しません。
でも火熱に接すると熱分解を起こし、水蒸気として放出されます。
結晶水が水蒸気になる際に石膏ボードから気化熱を奪うため、ボードの温度は発火温度まで上昇しません。
ボード内の結晶水が気化するまでは、一定以上の温度上昇を防いでくれる訳です。
スプリンクラーみたいでしょ?
これが石膏ボードが火に強い理由です。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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上記をご確認ください。