冷媒が気体から液体へ、液体から気体へ変化する事で熱を変化させます。

今日は水曜日につき、アセットフォーはお休みです。

梅雨が明けて喜んでいたのもつかの間、すでに暑さに辟易・・・

我ながら自分勝手さに呆れています。

さて本題です。

今回はダイキン工業㈱のパンフレットから、エアコンのしくみについて抜粋してご紹介します。

エアコンのしくみ

エアコン1台で冷房と暖房ができるしくみを簡単に説明しましょう。

まずエアコンは、ヒートポンプ方式を採用しています。

エアコンがポンプのように空気中の熱を汲み上げ、室内を冷やしたり暖めたりする方式です。

エアコンは、熱を運ぶ機械と考えるとわかりやすいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷房時は室内の熱を汲み上げ、室外へ運び出すことで涼しくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反対に暖房時は外気の熱を汲み上げ、室内に運んで暖めます。

 

『熱を奪って室内の空気を冷やす』

『熱を集めて室内の空気を暖める』

熱エネルギーを効率よく使って冷暖房するのがヒートポンプ方式エアコンのしくみです。

ちなみに熱を運ぶ物質を『冷媒』といいます。

またエアコンの中で冷媒が流れる回路を『冷凍サイクル』といいます。

冷凍サイクルとは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷房時の冷媒の流れを図にしてみました。

コンプレッサーはエアコンの心臓部。

ここが冷凍サイクルの流れをつくる原動力となります。

冷媒を圧縮する事で高温高圧の気体に変化させます。

 

 

 

 

 

物質って圧縮すると熱を持ちます。

空気を入れている途中の自転車のタイヤを触ってみてください。

タイヤ表面が暖かくなっている筈です。

熱交換器(室外機)では運んできた熱をファンで放出し、凝縮させた冷媒を高圧の液体に変化させます。

液体になった冷媒は徐々に減圧されます。

熱交換器(室内機)では冷媒を蒸発させることで室内の熱を吸収して冷やします。

 

 

 

 

 

物質って減圧すると熱を失います。

ヘアスプレーを押しながら缶に触ってみてください。

缶表面が冷たくなっている筈です。

夏、庭に打ち水をすると涼しくなるでしょ。

これは打ち水が蒸発する時に周囲の熱を奪うからです。

このように液体が気化する時には、周囲から熱を奪い、逆に気体が凝縮する時には熱を捨てます。

そもそも熱には『熱いところから冷たいところに移動する』という性質があるんです。

 

 

 

 

 

氷をコップに入れておくと、空気の熱が氷に移動して氷が融けます。

 

 

 

 

 

椅子に座っていれば、座った部分が暖かくなるでしょ

温度差があるものが接触すれば、温度の高い方から低い方に熱が移動する。

これが熱の性質なんです。

エアコンも同じです。

冷媒が気体から液体へ、液体から気体へ変化する事で熱を変化させます。

そして室内空気との温度差を利用して、熱移動を図ります。

あとはファンで風を送るだけ・・・。

こうしたやりとりを行う事で、室温をコントロールするのがエアコンという訳です。

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posted by Hoppy Red  

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