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昨日の朝の話です。
いつもは娘が目覚める前に家を出ている私です。
でも娘は夏休みの真っ最中!
昨日の朝は、早起きした娘の顔を見る事が出来たんです。
「おはよう。」
声を掛けると娘が言いました。
「パパ、ガラスが曇ってるよ。」
窓ガラスを見てみると、確かに結露しています。
逆転結露です。
逆転結露とは、夏季に室内がエアコンで冷やされている時に見られる現象です。
外気の湿った空気がエアコンで冷やされた窓ガラスに接触することで、結露が発生します。
一般的な結露は、室内の湿った暖かい空気が冷たい窓ガラスに接触する事で発生します。
その際に結露するのは、窓ガラスの室内側でしょ?
これに対して、この時期の結露は窓の外側に発生します。
寒い時期ではなく暑い時期に、窓の内側ではなく外側が結露する。
だから逆転結露です。
夏型結露という場合もあります。
この時の外気温は28℃でした。
相対湿度は85%。
参考までに絶対湿度は20.3g/kgDA、かなり高湿だったんです。
この時の露点温度は25.2℃になります。
露点温度とは、水蒸気を含んだ空気が結露する温度です。
この時の外気が、25.2℃以下のモノに触れれば結露が発生します。
手元の室温計を見ると、寝室の気温は25℃/48%になっていました。
ゆうべ、風呂上がりに寝室でビールを呑んだ際に、エアコンをONしました。
我が家には4台のエアコンがあります。
夏の場合、普段は2階寝室の1台のみ連続冷房運転。
その他のエアコンは、必要な時に間歇運転します。
私の寝室の場合であれば、稼働しているのは風呂上がりの30分くらいでしょうか。
でも昨日は、消し忘れたまま眠ってしまったようです。
ちなみにドライ運転(ー1℃)でした。
ガラス外側の温度も、25℃くらいまで下がっていたんでしょうね。
「この水滴はガラスの外側についているから、内側を拭いてもダメだよ。」
「これを逆転結露って言うんだ。」
「ふーん・・・。」
「東側の窓は白くないのに、南側の窓だけ白いのはなぜ?」
「東の窓には朝日が当たっているから、南の窓より暖かいからだよ。」
時間が無いので、細かい説明はしませんでした。
今度時間がある時にでも、ゆっくりと説明しようと思います。
我が家の樹脂サッシに嵌ったガラスはアルゴンガス入りLowーE複層です。
空気層も16mm以上あります。
樹脂スペーサーを希望しましたが、当時は実現できませんでした。
ガラスU値は1.17W/㎡・K程度ですから、壁に比べれば断熱性能は高くありません。
それでも冬型結露は、いまのところ起こっていません。
でも夏型結露は数回発見しています。
ご存じでしたか?
夏型結露って、壁内でも起こり得るんです。
湿った外気が壁内に侵入。
エアコンで冷たく冷やされた石膏ボードで結露。
結露水を吸った繊維系断熱材って、なかなか乾燥しないんですよね。
こんな環境が継続すれば、木材腐朽菌が繁殖する事になりかねません。
従来の冬型結露対策って、夏型結露対策としては不十分だったりします。
ガラスの結露と違い、壁内結露って拭くことができないでしょ?
平均気温が徐々に上がってきている昨今だからこそ、夏型結露対策をしっかり行う必要があると思います。
えっ!弊社の建物は大丈夫か?
ハイ、大丈夫です。
夏型結露対策もキチンとしていますから・・・。
posted by AssetRed
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