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夏季休暇明けのブログです。
早速ですが、現場関連の事を書いてみたいと思います。
FPの家 M邸の写真を挙げてみました。
ちなみに、このシールは1階柱に貼られています。
玄関脇の柱ですから、現場に行けばすぐにわかると思いますよ。
『ホウ酸処理チェック』と書かれているでしょ?
そしてボレイト博士が、こんな事を言っています。
「赤色に反応するのはホウ酸処理済の証です。」
何の事?
という方も多いと思います。
そんな方は、このブログを是非読んでください。
日本ボレイトの公式ブログです。
ボレイトチェッカーについて、説明しています。
一般的な防蟻剤を使った現場の場合、処理した部分がオレンジや緑色になっていると思います。
薬剤の塗り忘れを防ぐ目的で、薬剤に着色しているからです。
でもホウ酸水には着色をしていません。
だから無色透明、おまけに無臭です。
塗っても乾けばわかりません・・・。
そこでボレイトチェッカーの出番となります。
そもそもボレイトチェッカーは黄色い液体です。
でも一定以上の濃度のホウ酸水に触れると、赤く反応します。
これを使えば、塗り忘れを防止できる訳です。
また塗った後に雨に降られてしまった場合にも、役立ちます。
濡れて有効成分が流れてしまえば、赤く反応しませんから。
濃度が薄い場合も同様に、反応しません。
以前、某メーカーのホウ酸系防蟻剤を使っている仲間の現場を見学した事があります。
弊社では防蟻処理業者による責任施工を行っていますが、そこでは大工さんが塗っていました。
決められた濃度のホウ酸水をバケツに明け、ハケで柱や土台に塗っています。
ひと通り塗り終わると、続けてもう一回り塗り始めました。
えっ、なんで???
大工さんに聞いてみると、こんな答えが返ってきたんです。
「2回塗らないとダメらしいよ。」
確かにメーカーの説明を見ると、こんな事が書かれています。
基礎天端から高さ1mまでの施工に必要な量は、1棟で平均2〜3缶程度です。
施工面積1㎡あたりに300ml噴霧します。
1缶( 19kg入り)の施工面積は約60㎡になります。
塗り忘れ防止のため、1㎡あたりに150mlの噴霧を2回することが推奨されています。
1度塗り(1㎡あたりに150ml)でも効果がありますが
シロアリ保証
フラット35S
劣化対策等級3
などへの適応には、2度塗り(1㎡あたりに300ml)が必要です。
ちなみに、ここで言う2度塗りとは、1度目が乾いてから2度目を塗ることを指します。
乾かないうちに2度目を塗っても効果は期待できません。
以前メーカーの然るべき立場の方に、この点を質問してみました。
「1度目が乾かないうちに2度目を塗っても意味がないのでは?」
その時の回答は、こんな感じだったと思います。
「2度塗りの原則は、1度目の翌日に塗ることです。」
さらに突っ込んで聞いてみました。
「でも、1日で2度塗りしている現場が多いのでは?」
「弊社が全ての施工を把握している訳では無いので・・・。」
「それでも1度塗りよりは、効果が期待できると思います。」
・・・。
ちなみに先程の現場には、ボレイトチェッカーを持参して行きました。
ひと事断った上で、所々に噴霧!
さて、結果は如何に?
残念ながら赤く反応しない所がありました。
濃度が足りなかったんだと思います。
後日、赤くならない理由と2度塗りの件を知人に説明しました。
「知らなかった・・・。」
との事。
ちなみに濃度が足りなくても、腐朽菌は問題ありません。
でもイエシロアリやヤマトシロアリに関しては不安が残ります。
だから弊社では、ボレイトチェッカーで確認し、必要であれば塗り直しを行います。
でもチェックすらしていない現場もあるんですよね・・・。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。