建物や、そこに住まうご家族にとって、気密性を高める事は重要です。

昨日に引き続き、板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の話です。

FPの家は床断熱が基本です。

弊社では土台間にesパネルという厚さ105mmの硬質ウレタンフォームパネルを充填しています。

これも外周部に木材が入っているFPウレタン断熱パネルの1種です。

イラストのように木枠部分を土台に留め付ける事で、断熱材の落下を防ぎ床材と断熱材の間に隙間をつくらないようになっています。

1階床合板と柱およびFPウレタン断熱パネル(壁)の取合い部を撮ってみました。

イラストにもあるように合板と柱およびパネルの上にアルミテープを貼る事で、気密性を高めています。

1階床周りで一番気密処理が厄介なのは、柱周りかもしれません。

写真は柱と合板の隙間に充填した発泡ウレタンを平らに切削した後を撮ったもの。

先日の拙ブログでご紹介した配管回りと同様に、FPパネルの段階で発泡ウレタンを充填。

合板を敷き込んだ際に、もう一度充填しています。

平らに切削したら、次は気密処理です。

以前は、この上にアルミテープを貼っていました。

でも最近は、日本住環境の気密柱バリアーという気密部材を使っています。

柱に被せ

柱と気密柱バリアーおよび、合板と気密柱バリアーをアルミテープで留めれば完成です。

以前行っていたテープによる気密施工の場合、入隅部分のテープが切れる事がありました。

原因は、入隅部分のテープがキッチリと直角に貼られていない事。

ヘラを使って丁寧に貼っているつもりですが、ミスゼロとはいきません。

その点、気密柱バリアーは大丈夫

簡単に確実な施工が行えます。

建物や、そこに住まうご家族にとって、気密性を高める事は重要です。

その為の手間を惜しむつもりは毛頭ありません。

でも専用部材の利用で、簡単かつ確実な施工が出来るのであれば・・・。

施工の合理化は、どんどんするべきだと思っています。

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