blog
今日は水曜日につき、アセットフォーはお休みです。
月曜日に試掘調査の手伝いをして来ました。
練馬区で工事中の『FPの家 C邸』の話です。
割と近くに埋蔵文化財が出ているようで、包蔵地として指定されている土地です。
詳しく知りたい方は、以前に挙げた拙ブログをご覧ください。
https://www.assetfor.co.jp/post-29920/
朝から試掘を開始すると聴いていたので、お昼前に顔を出しました。
敷地中央に4本のピンが立てられ、その中に深さ50cmほどの穴が掘られていました。
でも誰もいません。
しばらく立っていると、近くに停められた車の中から作業服を着た女性が出て来ました。
「お施主様ですか?」
「いえ違います。工務店の者です。」
「あっ、アセットフォーの方ですね。」
「暑い中、ご苦労様です。」
どうやら休憩中だったようです。
「私とこの女性の2人で作業に当たっています。」
えっ、2人だけ?!
いつも依頼している試掘業者の予定が一杯で、別の業者を探したものの見つからなかったそうです。
そこで、事務員を誘って2人で来たとの事。
「試しに掘ってみませんか?」
やたら誘ってきます。
どうやら、手伝って欲しいようですね。
「素人が手伝っても大丈夫なんですか?」
スコップを使い、穴を掘れば良いそうです。
「おそらく何も出ません。」
「でも何も出なかった事を確認しなければならないので・・・。」
ただ掘れというのなら、お易いことです。
言われるまま、掘り進めました。
しばらく掘ると、声が上がりました。
「あっ、ロームが出て来ました!」
どうやら、ロームが重要な要素になっているようです。
疑問が顔に出ていたのかもしれません。
「ローム層には目的の埋蔵物がありません。」
「だから、ロームが出てくれば試掘完了なんです。」
「ターゲットは縄文時代の埋蔵物ですから・・・。」
こう、説明してくれました。
???
後で調べてみました。
関東ローム層は、沖積世の中期から後期(約1万年~40万年前)に形成された地層と言われています。
一方、縄文時代の始期は一般的に1万6000±850年前と考えられています。
縄文時代のモノであればローム層の上にある筈!という事らしい・・・。
ナルホド。
何もない根切り底を撮影して、試掘終了です。
「過去の造成時に埋められていない限り、この土地には埋蔵物はありませんでした。」
「よって、本日の試掘は終了です。」
「工事を進めて戴いて構いません。」
「ご協力ありがとうございました。」
あとは掘った穴を埋め戻すだけとの事。
ノロノロと作業を開始していたので、私もスコップを持って作業に当たりました。
「事務員なので、普段はスコップなんて握っていないんですよ。」
「暑くてたまりません・・・。」
ただ埋め戻しするだけならば、ガンガンやるだけです💦💦💦
たっぷり汗をかきながら、15分ほどで穴埋めを終えました。
無事、工事を進められる事になりました。
予想通りとはいえ、ひと安心・・・。
でも、ちょっと残念でもありました。
古墳好きの血が・・・。
実はかなり昔に発掘調査に携わったことがあるんです。
お世話になっていた地元ビルダーの分譲地から、埋蔵物が出た事がありました。
刷毛で埋蔵物についた土を落としたり、交通誘導をしたり・・・。
でも今回は何もありません。
嬉しいような、悲しいような・・・。
いゃーっ、良い運動になりました。
今夜はビールを美味しく飲めそうです。
posted by Hoppy Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。