FPウレタン断熱パネルにも、片筋違いや襷掛け筋違い入りのタイプがあります。

08月26日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り

今日も最高気温が35℃を下回るようです。

予報では34℃との事。

わずか1℃とはいえ、うれしい限りです。

板橋区の『FPの家 M邸』では、大工工事が進められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は1階の耐力壁を撮ったもの。

筋違い(スジカイ)を襷掛けに入れています。

筋違い(筋交いと書く場合もあります。)とは、建物に加えられる地震力に抵抗するため、柱間に入れる斜材を指します。

柱と梁と土台でつくられた壁って、地震の際には上図のように変形します。

これを防ぐのが筋違いの役目なんです。

なお、筋交いと筋違いはどちらも同じ物を指します。

一般的に木造では斜材が一方のみに入っているもの(図左)を『片筋違い』といい

図右のように2本使用しているものを『襷(たすき)掛け筋違い』と呼びます。

バッテン筋違いなんていう人もいます・・・。

筋違いの幅は9cm以上必要です。

また、その厚さは

1.5cm 

3.0cm 

4.5cm 

9.0cm

の4種類あり、柱との取り合いや必要な強度に応じて使い分けています。

弊社では、9.0cm×4.5cmの筋違いを使う事が多いですね。

ちなみにFPウレタン断熱パネルにも、片筋違いや襷掛け筋違い入りのタイプがあります。

写真は片筋違いタイプです。

ここで使われている筋違のサイズは

10.0cm×5.0cmとちょっと変わった寸法です。

構造計算上は、9.0cm×4.5cmの筋違い同様の壁倍率(2.0倍)を

採用していますが、以前行った実験で3.7倍の強度がある事が

確認されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお筋違い端部と柱には、写真のような金物を緊結しています。

今度は3階に取付けられた火打金物を撮ってみました。

火打金物も筋違い同様に、地震力に抵抗する目的で入れます。

木造住宅は、筋違いや火打金物を始め様々な部材や金物を使って一定以上の耐震性を保っています。

そして、その使い方や使うものによって耐震性は大きく変わります。

また設計図に書かれた通り、メーカーの定める施工マニュアルの通りに施工しなければ、本来の強度を得る事が出来ません。

これらを守り、しっかり施工するのが工務店の役割という訳です。

明日行われる瑕疵保険の躯体検査に備え、万全の状態にしなければなりません・・・。

玄関ドアが現場に入って来ました。

毎度お馴染みの木製玄関ドアです。

チークの木目が良い感じでしょ

筋違いの施工が終わったら、取付ようと思います。

結構、重いんですよね・・・。

だから3人掛かりで取付けます。

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