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08月29日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は曇りのち雨。
台風の影響が出始めました。
台風、それると良いなぁ・・・。
朝一番、エアコン業者&大工と待ち合わせて、弊社OB宅にお邪魔してきました。
築24年を経過したお宅です。
隠蔽配管を行ったエアコンから漏水が発生したと言う、電話を戴いていたんです。
話を聴くと、配管が詰まっているようです。
5月に洗浄業者のエアコン洗浄サービスを行ったそうです。
その後エアコンを稼働する事なく、つい先日冷房運転をしたところ漏水が発生しました。
エアコンを停めると漏水は止まります。
さっそく業者に連絡を入れましたが、3か月も経過しているので有償対応になると言われたそうです。
「アセットさん、洗浄業者は頼りにならないので助けてください。」
という訳です。
洗浄時、室内機は外さずにドレンパンに洗浄液を注入していた事。
「作業完了後、1時間程度エアコン運転を続けてください。」と言われた事。
「バイオフィルムを溶かす液を入れたので、配管もきれいになります。」と言われた事。
(そんな液あるの?)
(スライム抑制剤じゃなくて?)
これらの事から、ドレン管に流れたバイオフィルムがドレン管の途中で詰まったと予想を立てていました。
朝一番、室内機のカバーを外し、ドレンホースに息を吹き込んでみました。
ダメです。
間違いなく、どこかで詰まっています。
残念ながら当時の配管経路は図面として残っていませんでした。
そこで壁に穴を開け、上から下まで順番に配管をチェックしました。
水が漏れているのは、室内機の裏側のドレンホースとドレン管の接続部分でした。
ドレン管のどこかが詰り、溜った水が溢れた訳です。
問題は、どこが詰まっているかです。
ドレンホースの接続口から壁中を覗きながら、状態を想像してみました。
始めに疑ったのは、写真のドレン管を絞っている所でした。
でも、ここに詰りはありません。
続いた疑ったのは、ここから50cmほど下の横引き部分です。
開口部から覗いて、初めて横引き管の存在が見えたんです。
試しにドレン管を切ってみると、エルボの部分が詰まっていました。
管を切り離し、新しい管に交換。
試しにドレンホース先端から注水してみましたが、スムーズに水は流れます。
念のため、しばらく注水を続けてみましたが問題無さそうです。
状況を説明して、壁を復旧。
漏水の修理が完了しました。
但し、クロスの補修が残っています。
後日、似たようなクロスを用意して補修する段取りを伝えました。
ちなみに外したドレン管のエルボ部分には、黒い塊がいくつも詰まっていました。
溶けたバイオフィルムが沈着したと思われます。
息を吹いても、水を流しても詰りは解消しません。
最後は、管に何度も衝撃を与えました。
暑くなる前に洗浄したのが裏目に出たのかもしれませんね。
1時間以上冷房運転を続けたそうですが、おそらく結露水がそれほど流れなかったんだと思います。
使わなかった間に溶けたバイオフィルムが、エルボ部分で固まったという事ではないでしょうか?
修理完了後、隠蔽配管の出口から排水が行われている事を確認していれば、こんな事態にはならなかったと思います。
ちなみに弊社であれば、ドレン管内部からバイオフィルムが出るまで排水を続けます。
必要であればドレンホースクリーナーで吸い込む場合もあります。
でも洗浄業者は、そこまでやっていません。
だから管の途中で詰まっている事を見逃してしまいました。
確かに室内機はきれいになっていました。
でも管を詰まらせちゃダメですよね・・・。
アフター対応をしてくれていれば、まだマシだったと思います。
わすが3か月でタイムオーバーはないのでは???
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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