繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)

板橋で工事中の『FPの家 M邸』の話です。

3階バルコニーの防水工事が終わりました。

毎度お馴染みのFRP防水です。

FRPとは、『繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)』の略称です。

これを木下地の上に塗り、防水性を持たせたのがFRP防水です。

FRP防水が施された床面は、固くて丈夫な仕上がりになるため、耐荷重性・耐摩擦性に優れています。

しかも軽量で、施工も短期間で終わります。

だからバルコニーには最適の防水方法だと思います。

ちなみにFRP繊維は白いんです。

そしてこれを包む樹脂自体の色は飴色なんです。

だからFRP防水自体は飴色になります。

下に張られた構造用合板やジョイントに塗られたパテも、透けて見えます。

でも一般的なFRP防水って、大抵はグレーか緑色をしているでしょ

これ、実はトップコートの色なんです。

紫外線からFRP防水層を守る目的で塗っています。

最近は遮熱性の高い塗料を塗る場合もあるようです。

以前は防水バルコニーのある家が当たり前でした。

でも最近は、滅多にありません。

3階建ての非常用侵入口を設けるために、やむを得ず設ける位でしょうか・・・。

JIO/防水施工マニュアル2021より抜粋

今回は腰壁の立ち上がりが少ない為、腰壁天端にもFRP防水を施しました。

よって、この後に巾100mm以上の両面粘着タイプの防水テープを天端に貼らなければなりません。

JIO/防水施工マニュアル2021より抜粋

そして、その上に鞍掛けシートを張り上図のように納めます。

バルコニーの腰壁天端って、意外と経年劣化による漏水が多いんです。

最悪、10年以内に発生した漏水であれば瑕疵保険で無償修理してもらえます。

でも、これを過ぎれば有償修理になってしまいます。

修理費用って、かなり高額なんですよね・・・。

だから、可能な限り漏水が起こらない施工を行うようにしています。

必然的に初期費用が高くなります。

しかも定期的なメンテが必要です。

当然メンテ費用だって、掛かる訳です。

バルコニーの需要が減った理由も、その辺りにあると思っています。

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