これを塗っておくとコンクリートが型枠に付着するのを防ぐ事が出来ます。

09月10日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り

気温も34℃まで上がりました。

いつまで残暑が続くんだろう💦💦💦

練馬区の『FPの家 C邸』では、基礎の型枠を組んでいます。

昨日打設した外周部以外の立ち上がり部分の型枠ですから、たいした手間は掛かりません。

朝一番に耐圧盤への墨付を行い、巾止め金具を留付け。

そこに鋼製型枠を嵌め込んでいきます。

鋼製型枠って意外と重いので、大変なのは搬入くらいです。

トラックの荷台から降ろし、基礎内を運びます。

立上り部分には鉄筋が組んであるので、跨ぐのが面倒なんです。

荷台から降ろす際には、写真のような作業も行います。

足元に段ボール箱が見えるでしょ

この中には噴霧機が入っています。

そして噴霧器の中には、鋼製型枠用剥離剤『メタルフォーム油』が入っています。

粘度が高く消泡効果に優れた剥離剤です。

打設時、コンクリートのノロが型枠に付着する事があります。

これをケレンするのって、意外と面倒なんですよね。

そこで型枠のコンクリートに接する面に予め、これを塗っておきます。

すると、コンクリートが型枠に付着するのを防ぐ事が出来ます。

ケレンの手間を大幅に省略できる訳です。

メタルフォーム油の成分に含まれる『吸着成分』とセメントペーストに含まれる『カルシウムイオン』が化学反応し

撥水性カルシウム石鹸層が形成されるそうです。

これが型枠とコンクリートの間の被膜となり、脱枠を容易にしてくれます。

ここで注意しなければならない事がひとつ

間違って鉄筋に剥離剤を掛けないこと。

鉄筋にコンクリートが付着する事で、鉄筋コンクリートは強度を発揮します。

万が一鉄筋に剥離剤が付着したら、鉄筋とコンクリートが付着しないでしょ

だから型枠を組む前に塗ることが肝心です。

組んだ型枠に噴霧機のノズルを突っ込んで塗る人をたまに見掛けますが、これ危険な行為です。

型枠搬入時に手がベトベトするのを嫌がっての行為だと思いますが、絶対NGです。

狭い型枠内で、鉄筋に掛からないように噴霧するなんて無理だと思うんです。

また噴霧機によっては噴霧量が多いこともあるので、ウエス等で塗布量を調整する必要もあります。

ちなみに弊社のお願いしている基礎屋さんは、型枠に少量噴霧して、それをウエスで拭き伸ばしていました。

そして、これを運搬し、巾止め金具の上に嵌めていきます。

流石です・・・。

午前中で型枠作業は完了しました。

でもコンクリートの打設は、明日行います。

天気は問題なさそうです。

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