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今日は水曜日につきアセットフォーはお休みです。
今回は『まじめな話』を書いてみました。
斜めに横切っている青い部材は、土台水切です。
青い保護フィルムを剥がしていない為、青いんです。
その上にある銀色の網は『防虫網』。
そして黒いのが透湿防水シートで、ベージュ色が通気胴縁となります。
これ、弊社の標準的な土台水切回りの納まりとなります。
ちなみに防虫網は、城東テクノのBSF-30を採用しています。
GL鋼板製ですから、錆びにくいので安心です。
薄くて丈夫だから、通気層内への不快昆虫や蝙蝠・蛇・ヤモリ等の侵入を防いでくれます。
弊社の場合、通気層が30mmもあるので、これらの侵入が心配なんです・・・。
Φ2.5mmの穴が無数に開いているため、有効換気量は77㎠/mもあります。
こんな感じに取付ます。
図中、赤いL型の部材が防虫網となります。
以前は日本住環境の防虫ベンツを採用していました。
でも、24mmの通気層までしか対応できません。
2個重ねる手もありますが、やってみるとなんか不安定で・・・。
通気層30mmって、まだまだ一般的ではないようです。
建売住宅だと15mm、注文住宅だと18mmという感じでしょうか?
通気層の大きさって、通気量に影響します。
当然大きい方が通気量も多くなります。
小さいと圧損が増えるんですよね。
通気量が多い方が遮熱効果は高まるし、外壁材を抜けた雨水の躯体への侵入を防いでくれます。
だから通気層は大きい方が良いんです。
そもそも屋根の通気層は30mm以上必要なのに、外壁の通気層は15mmでOKなんて変な話でしょ!
最後に、弊社の土台水切りの納まりを挙げてみました。
左が以前の仕様(通気層18mm)、右が現行仕様(通気層30mm)となります。
弊社の標準的な基礎立ち上がりは、巾180mmです。
土台水切の出を大きくしないと、換気スリットを大きく取れません。
床下通気に支障を来す訳です。
そこで以前は、左側のような納まりにするしかありませんでした。
外壁よりも土台水切の方が出っ張っていて、恰好悪いでしょ?
ここに雨滴が当たって煩い!というクレームを戴いた事もあります。
でも通気層を30mmにすれば、見瑕の通り。
土台水切と外壁のラインが揃います。
土台水切が目立つ事もありません。
通気層を大きくすると、こんなメリットもあるんです。
posted by Hoppy Red
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