blog
築28年目の弊社OB宅の写真です。
先日、お電話を戴きました。
雨が降ると、軒樋のジョイント部分から雨水が垂れてくるそうです。
それも、結構な量らしい・・・。
手元にある資料によれば、樹脂製の雨樋を採用したらしい。
メーカーや製品名は記載されていませんでした。
ジョイント部材が割れたのかな?
「今なら状況を確認出来るので、見に来て欲しい。」
との事だったので、早速現場を確認して来ました。
確かにジョイント部から滝のように雨水が落ちています。
雨がひどく、長梯子を使って確認するのは諦めました。
下から目視しただけだと、原因がよくわかりません。
後日、長梯子を使って確認した際の写真です。
明らかに、軒樋の軒先部が倒れています。
積もった雪の荷重による吊金具の変形と、ジョイント部材の経年劣化による割れが原因だと思われます。
中央部を水上とし、両端の集水器で雨水を受け、竪樋から排水するようになっていましたが、集水器もパックリと割れていました。
樹脂製だから仕方ないのかもしれません。
雨樋の平均的な寿命は、使用される素材や設置環境によって異なります。
でも一般的には、20~30年が目安とされているようです。
樹脂製の雨樋は比較的安価で設置しやすい反面、紫外線や温度変化に弱いため、10~20年ほどで交換が必要になる場合があります。
今回の雨樋は28年経過しているので、頑張った方なのかも・・・。
割れた部材の在庫を確認してもらいましたが、既に廃盤で手に入らないとの事。
集水器も含めて、軒樋をそっくり交換する事にしました。
随分と前から弊社では、樹脂製の雨樋を採用していません。
今回のような事例が結構発生するからです。
突然の雹で雨樋に穴が開いたケースもありました。
雨樋の交換は基本、高所作業となります。
足場が必要になるケースが多いので、費用も割高になります。
また今回のように廃盤で部材が入手できない事もあります。
その為、そっくり交換となるケースも多いんです。
だったら多少割高でも、アルミ製雨樋を採用した方が良いのでは?
強度もあるし、廃盤が少ないからです。
汚れれば洗えばいいし、塗装してもOK!
そもそもジョイントがないから、ジョイント部材なんて必要ありません。
長持ちする部材を使えば、メンテナンス費用を抑える事に繋がります。
モデルチェンジの少ない部材を選ぶことって、とても大事なんだと思います。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。