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埼玉県で工事が始まる『FPの家 O邸』の話です。
先日、既存浄化槽を撤去しました。
その際に、地中からこんなモノが出てきたんです。
30cmくらいの石と70cmくらいの石、そして直径90cmくらいのコンクリート平板です。
これを地中埋設物と言います。
『お宝』なんて揶揄する場合もありますが、見つけてもちっとも嬉しくありません・・・。
写真だと、大きさが伝わらないでしょ?
でも、結構大きいんです。
当然、重量もあります。
もちろん撤去した方が良いんです。
でも重くて撤去する事が出来ませんでした。
そこで写真のような状況のまま、周りにポールを立て人が近寄らないように紐を掛けておきました。
そして今日、地盤改良業者と立ち会いました。
30・31日の2日間行う、鋼管杭による地盤改良の最終打合せを現場で行ったんです。
その際に、地中埋設物を確認してもらいました。
杭の位置を確認すると、残念ながら埋設物に当たってしまいます。
鋼管杭って、埋設物を貫通することができないんです。
だからずらすか撤去する必要があります。
「当日、ユンボを使うんですか?」
「鋼管杭を吊り上げるのに、必要でしょ!」
私が質問すると、こんな答えが返って来ました。
「いえ、ユンボは使いません。」
「建柱車を使うので、鋼管はワイヤーで吊るします。」
・・・
ユンボがあれば、埋設物を撤去してもらおうと思ったんです。
でも思惑が外れました。
「大丈夫ですよ。」
「埋設物にワイヤーを掛けて、吊り上げますから。」
嬉しい一言でした。
心配事がひとつ解消しました。
その後、境界確認やBMおよびGLレベルの確認を行いました。
そして施工時の注意点等を確認して、立ち合い完了!
それぞれ現場を後にしました。
昔はこうした石やコンクリートの塊を、平気で土の中に埋めて残しました。
ひどい現場だと、ブロック塀や大谷石の塀の残骸なんかも埋めています。
こうした埋設物って、きれいに撤去しないと危険なんです。
不同沈下の原因になる事もあります。
地盤改良の障害になる事もあるんです。
その場合は、名前が変わります。
地中埋設から地中障害物になるんです。
困ったもんです・・・。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。