すぐ脇を川が流れているので、鋼管杭を採用する事になりました。

10月31日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り。

残念ながら天気は下り坂のようです。

秋晴れ、続きませんね・・・。

埼玉県で工事中の『FPの家 O邸』では、地盤改良の真っ最中

すぐ脇を川が流れているので、鋼管杭を採用する事になりました。

Φ114.3mm×10.5mの鋼製杭を、全部で30本貫入します。

上図のように建柱車で鋼管杭を立て、回転を加えつつ地盤に貫入する工法です。

杭長が10.5mと長いため、2本の鋼管を繋ぎながら貫入します。

写真には1本目の杭を貫入している様子&貫入後の杭が映っています。

地面から60cm程度のところで貫入を止めています。

この後、杭頭にソケットを嵌めます。

そしてソケットに2本目の杭を挿入。

繋ぎ目を溶接します。

どうやら溶接をしやすい高さで止めていたようですね。

溶接を終えたら、更に杭を貫入します。

10.5m付近まで貫入した杭頭の写真です。

付近と書きました。

貫入場所によっては、支持地盤が固過ぎて10.5m入らない所もあるんです。

逆に杭の入り方を見て10.5m以上入れる場合もあります。

これらは逐次、構造設計者の判断を仰ぎつつ行っています。

通常、杭頭にはキャップを嵌めます。

杭の中に土などが入らないようにする為です。そして杭の上に土を被せます。

このやり方だと、基礎工事の際に杭頭を重機で引っ掛ける事がよくあります。

せっかく嵌めたキャップも取れてしまいます。

外れたキャップを気付かずに土砂と一緒に搬出した事もありました。

結局キャップは見つからず、新しいキャップを追加注文しましたが・・・。

でも今回は写真の状態で、とりあえず工事を終了する事にしました。

基礎工事の際、鋤取りを終えてから杭頭高さを確認し、キャップを溶接するようです。

杭頭を出しておけば、杭を重機で引っ掛ける事はありません。

後日キャップを溶接する手間は余分ですが、基礎業者にとっては実にありがたいんです。

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