FPの家だからこそ基本に忠実でありたいと思います。

練馬で工事中の『FPの家 C邸』の話です。

2階ロフト部分の現場写真を挙げてみました。

本日より、基礎工事が始まりました。

正面FPパネルの内側に木材が見えるでしょ

これ、柱&間柱ではありません。

FPの家では、柱と柱の間に上イラストのようなパネルを充填します。

パネルの中には筋違や間柱が入っているので、写真のように見えることはありません。

これ実は配線野縁なんです。

間柱の内側には30mm×40mmの野縁を取り付けます。

そして柱の内側には、30mm×105mmの間柱を取り付けます。

すると先程の写真のようになる訳です。

この内側に石膏ボードを張ります。

FPパネルと石膏ボードの間に、30mmの空間が出来るでしょ

ここが配線スペースになる訳です。

写真のように、CD管を通す事も出来ます。

コンセントBOXの厚さが30mmですから、ちょうどいい訳です。

以前はFPパネルに穴を開けパネル外側の通気層を利用して電線を通したり、パネルのウレタン部分を掘り崩してCD管等を埋めていました。

もちろん、その上に発泡ウレタンを充填しアルミテープで気密化を図っていました。

でもこれって手間も掛かるし、性能的にも不安が残る施工法だったんです。

そこで現在の施工法に変更した訳です。

この方法ならば電線等の更新も可能だし、従来の方法よりも配線の追加・変更がしやすくなります。

また発熱による配線回りの劣化や、電線自体の通電性低下を防ぐ事も出来ます。

実施をためらっていた時期もありますが、もっと早く実施していれば良かったと思う施工のひとつです。

FPの家って、一般的な家とは違う部分が多々あります。

だからこそ本質的な部分を見失う事無く、基本に忠実でありたいと思います。

玄関框の取付も完了しました。

バーチの框を採用していますが、右側が150mm×90mmの上框。

左側が150mm×60mmの付框となります。

前者は既成品ですが、後者は特注で製作してもらいます。

弊社の場合、玄関土間および基礎立ち上がり部分に発プラ系断熱材を貼る仕様となっています。

発プラ系断熱材の厚さは最低50mm必要なので、一般的なサイズの付框だときれいに納まりません。

これも弊社独自の工夫だと思います。

FPの家って、全て同じ訳ではありません。

工務店の色合いが結構出ていると思われます。

断熱性能や気密性能だって、かなり違います。

見て聞いて確認する必要があると思います。

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