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板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の話です。
現在、内装工事が進行中!
内装業者がせっせとクロスを貼ってくれています💦💦💦
2階リビングの天井を撮ってみました。
梁型部分のクロスだけ、色柄が違うでしょ?
ダクトスペースが必要だった為、天井の一部を梁型にしました。
ここを、どんな風に仕上げるか?
色々と意見が出たようです。
結果、こんな仕上げになりました。
木の板に見えるでしょ?
これビニールクロスなんです。
もちろんそれっぽく見えるように、貼り方も図面で指示しています。
アクセントにこんなクロスを使うと、なんとなく気分もアガリますよね・・・。
ご存じでしたか?
木材は視覚的に心理的な印象に影響するとともに、心拍などの生理面に影響することが明らかになりつつあります。
以下、『科学的データによる木材・木造建築物のQ&A』8・9頁/林野庁からの一部抜粋となります。
木材の外観は、一般に「木材色」、「木目模様」、「光沢」で特徴づけられます。
木材を内装に用いた部屋では、視覚的効果で「あたたかい」「自然な」印象を与えるだけでなく、血圧、心拍などの生理応答にも影響を及ぼすことが実証されています。
[検証1:木材率が生理応答や快適感に影響を]
内装デザイン-1/(木材率を変えた内装)
出典/Tsunetsugu, Y., et al.: J. Wood Sci., 53, 11-16 (2007)
木材率(全内装面に占める木材の面積比率)が自律神経系の生理応答や快適感などに影響を及ぼすことが明らかになりつつ
あります。
広さや調度品が同じで木材率の異なる部屋において、血圧、心拍、脳血液動態などの生理応答の測定および部屋の主観評価が行われました。
その結果、木材率が45%の部屋では心拍数が有意に増加し、木材率が90%の部屋では収縮期血圧が有意に低下しました。
しかし、木材率が0%の部屋では、これらの生理応答に変化は見られませんでした。
[検証2:梁・柱の視覚刺激で心拍数が増加し覚醒効果が]
内装デザイン-2/(造作の柱・梁を変えた内装)
出典/Tsunetsugu, Y., et al.: J. Physiol.Anthrop., 21, 297-300 (2002)
天井・壁の、造作の梁や柱の配し方が異なる部屋において心拍の測定を行い、覚醒効果があるのかを検証した実験があります。
心拍数の変化 * p=0.03
出典/Tsunetsugu, Y., et al.: J. Physiol. Anthrop., 21, 297-300 (2002)
その実験では、標準の部屋(Standard)と比べて、梁や柱を配した部屋(Designed)では、梁や柱の視覚刺激で心拍数が増加していることが分かります。
そのことから、内装に木製の梁や柱を付加することで、覚醒効果があるといえます。
木材率による木材内装の印象評価
木材率と心理的効果の調査では、木材率の増加とともに、「あたたかい」あるいは「自然な」印象が上昇することが確かめられています。
これは木材率の異なる室内写真を見せ、その印象をアンケートしたものです。
その結果、木材率が「なごんだ」「あたたかい」「自然な」などのイメージに影響があることが確認されました。
ただし、木材率が高いほど「なごむ」「あたたかい」という印象が強くなるというわけではありません。
木材の色合い(色相)や明度とも深い関係があるため、塗装などの仕上げには配慮が必要です。
この実験では木材の視覚的効果を調べていますが、ビニールクロスであっても木材に見えれば、それなりに効果が期待できる気もします。
もちろん、臭いや手触り、温熱環境の違いや光の反射率等、視覚以外による違いは明確に現れると思います。
でも視覚だけであれば・・・。
実際のところは、どうなんでしょうか?
こんな実験をやった事あるのかな?
ちょっと探してみようかな・・・。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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