バルコニーを設け、そこに面する窓を非常用侵入口に代わる窓としました。

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アセットフォー日記

2024.11.22

板橋区で工事中の『FPの家　M邸』の話です。

一先日、足場を撤去しました。

空がグレーなので、イマイチ外観がスッキリ映りません！

真っ白なスイス漆喰と緑色のガルバ屋根が、映える筈だったんですよね・・・。

残念！

2階建てのように見えるかも知れません。

でも3階建てなんです。

3階建てなので、非常用進入口に代わる窓を設置しなければなりません。

道路から見える位置に設置するのが、決まり事なんです。

でも写真では、わからないでしょ？

北側斜線の影響で、屋根をめい一杯下げているので窓を設置する事が出来ませんでした。

そこでバルコニーを設け、そこに面する窓を非常用侵入口に代わる窓としました。

よく見ると、バルコニーの茶色い柵が見えるでしょ？

梯子車で3階バルコニーに上がり、そこから窓を開けて3階に侵入する訳です。

バルコニー笠木＆手摺を内側から撮ってみました。

見晴らしが良いでしょ？

風通しも良いので、洗濯物も良く乾くと思います。

侵入口に代わる窓は引違い窓。

延焼の恐れのある窓（隣地境界線から5.0m以内）に当たるため、防火窓にしなければなりません。

いつもであれば、防火シャッターを利用します。

防火シャッター付引違い窓であれば、網なしガラスを入れる事が可能だからです。

でも残念ながら、侵入口の場合にはシャッターを取り付ける事が出来ません。

シャッターが閉まっていると、消防隊員が外から開ける事が出来ないでしょ？

イザという時に侵入出来ないんです。

消防隊が外壁面に設けた水圧開放装置の送水口金具に送水することで開けられる水圧解放装置もありますが、採用した事がありません。

網入りガラスを入れた防火窓にするのが普通です。

シャッターが無ければ、ガラスを割って侵入出来るでしょ！

でも防火シャッター付引違い窓と比べると、引き戸の重さが全然違います。

もちろん、前者の方が重いんです。

網入りガラスの厚さは6.8mm。

網なしガラスの厚さは3ないし4mm。

この差が結構あるんです。

その分、レールや戸車の劣化が早まります。

熱割れの可能性も、前者の方が高くなります。

価格も高いし・・・。

そもそも開け閉めが大変なんです。

この点、改善して欲しいですよね。