基礎内の環境は常にシロアリにとって住みづらい環境になっている訳です。

埼玉県で工事中の『FPの家 O邸』の話です。

基礎内に設置した水道配管を撮ってみました。

基礎貫通部にご注目ください。

塩ビ管の周りに白いモノが詰めてあるでしょ

コレ、ボレイトフィラーと言います。

ボレイトフィラー®は自然素材である主成分のホウ酸を、扱いやすいように粘土タイプの基材に混入し、防蟻性能を持たせた害虫侵入防止材です。

 日本ボレイト㈱のHPより抜粋

基礎に存在するシロアリ侵入口を図示しました。

上図の赤線がシロアリが侵入するかもしれない部分です。

コンクリートスラブを全面に打設したベタ基礎と言えども、そこを貫通する配管回りやセパ金物周りには小さな隙間が存在します。

ここが侵入口になる訳です。

ここからの侵入を防ぐには、ここを塞ぐしかありません。

どうせ塞ぐなら、シロアリの苦手なモノを詰めるのが一番

という訳で、ボレイトフィラーを詰めました。

ちなみに弊社の標準は床断熱。

床に断熱・気密ラインを設け、基礎内に外気を導入します。

だから基礎内は外部扱いなんです。

一般的なシロアリの苦手なモノって、何だと思いますか

シロアリは体が乾く事を嫌がるそうです。

だから日光や風に当たる事を嫌がります。

床下に日光を入れるのは無理だけど、風を入れるのは可能でしょ

だから弊社では、基礎の換気にJOTOテクノ㈱の基礎パッキング工法を採用しています。

土台と基礎の間にネコ土台を敷き込む事で、常時全方位からの換気を行う事が出来ます。

基礎内の環境が、常にシロアリにとって住みづらい環境になっている訳です。

だから基礎内へのシロアリ侵入を、それほど気にしていません。

それでも念のため、こんな施工を標準的に行っています。

シロアリは怖いですからね・・・。

参考までに、最近流行りの基礎断熱についても書いておきます。

図のように基礎の内側もしくは外側に断熱・気密施工をする事で、基礎内を室内扱いする工法です。

最近は耐圧盤の下や上、立上りの内外に断熱材を貼るケースも増えています。

基礎内は暖かく適度な湿気がありますから、シロアリの侵入は絶対NGとなります。

シロアリって地下から侵入するでしょ

だから玄関口は基礎になります。

一般的には、基礎内を目視して蟻道の存在を確認するのがシロアリ駆除の第一歩となります。

でも基礎に断熱材を貼ってしまうと、蟻道の存在を目視できません。

断熱材が暖かいシロアリの通路になってしまうからです。

そのせいか、防蟻効果の高い断熱材を採用する建物も増えているようですね。

断熱材のシロアリ対策は重要です。

でもシロアリ侵入口の対策も、より重要となります。

 

ボレイトフィラーって、粘土のように軟らかいんです。

だから隙間に詰めるのが簡単です。

しかも確実性が高い

専用工具も不要です。

そして、その軟らかさが長期に渡り維持されます。

コーキングタイプのボレイトシールを使って侵入口対策をとることもありますが、フィラーの方が簡単です。

施工が簡単な方が、施工精度も上がると思うんですよね。

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