モルタル表面に伏せ込んでおけば、長期に渡り外壁のクラックや剥落を抑えてくれます

    • 03月06日付のアセットフォー日記となります。

      練馬・板橋の天気は曇り。

      予報によれば昨日よりも暖かく、例年並みの気温との事。

    • でも北風が強いので体感温度は昨日と変わりませんでした。

    • ようやく暖かくなると思ったのに・・・。

    • 3寒4温とは、よくいったものです。

    練馬区の『FPの家 O邸』の現場写真をご覧ください。

現場に置かれたジルコネットの写真です。

この白いガーゼのようなモノ、何に使うと思いますか

実は外壁の中塗りに使うんです。

1週間ほど前にモルタルの下塗りを行いました。

そして今日、中塗りを行っています。

乾いた下塗りの上にモルタルを重ね塗りします。

コテで平らに押さえたら、最後にコレをモルタルの表面に被せます。

被せたら、コテでネット表面を擦るんです。

すると段々ネットがモルタルの中に沈んでいきます。

そして見えなくなります

職人さんはこれを『伏せ込む』と言っていました。

ジルコネットは、高ジルコニア含有の耐アルカリ性ガラス繊維を用いたネットです。

これを外壁モルタル表面に伏せ込むことで、外壁のクラックや剥落を防止・抑制することが出来ます。

ネットをセメント飽和水溶液に200時間放置した実験結果をご覧ください。

写真のように、アルカリ成分による縦糸と横糸の間の接着剤溶解は確認出来ません。

つまりモルタル内においても、ネットは初期状態を維持することが出来る訳です。

この秘密は、含まれるジルコニアの濃度にあるそうです。

ジルコニア(ZrO2)の含有率と耐アルカリ性の関係を右図に挙げてみました。

上図からも分かるように、ジルコニアの含有率が15%を超えたところから耐アルカリ性は0.1%(耐アルカリ重量減
少率)以下となります。

でもジルコネットは、高価な材料のようですね。

メーカーでは、コストを配慮して16.5%に設定しています。

ちなみにジルコニアとは、二酸化ジルコニウムのことです。

人工ダイヤモンドともいわれています。

主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。

人工ダイヤモンドと呼ばれることからもわかるように、強度と耐久性に優れた材料です。

やはり高そうですね・・・。

でも丈夫そうでしょ

これをモルタル表面に伏せ込んでおけば、長期に渡り外壁のクラックや剥落を抑えてくれるんですよね・・・。

有難いネットだと思います。

ジルコネットのデーター等は、以下のページから抜粋・転載させて戴きました。

ご興味のある方は、ご確認ください。

https://fujikawakenzai.co.jp/pdf/FUJIKAWA_%E8%A3%BD%E5%93%81_TAG%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88.pdf

ジルコネットを伏せ込んだ後の写真です。

中塗りが終わったら、1週間程度の養生期間を設けます。

そして乾いたら、スイス漆喰を塗ります。

天気が安定すれば良いんだけど・・・。

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電話:03-3550-1311 

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上記をご確認ください。

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