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板橋区で工事中の『FPの家 Y邸』の工事写真です。
昨日コンクリートの打設が完了しました。
今回も、外周部の立上りのみ耐圧盤と一体打ちを行いました。
よって昨日は、内部立上りのみを打設した訳です。
弊社では立上りの天端に天端レベラーを流し込んでいます。
ちなみに一般的には、天端レベラーは立上り打設日に流します。
でも弊社では、外周部立上りの打設時には天端レベラーを流しません。
内部立上りの打設時に、まとめて流すようにしているんです。
その方が、天端の水平を保つ事が出来ます。
べた基礎一体打ち工法のメリットはいくつかあります。
今回は、シロアリに対する優位性について書いてみようと思います。
地下シロアリの侵入経路について書かれたイラストを挙げてみました。
ちなみに地下シロアリとは、一般的にシロアリと呼ばれている次のシロアリを指します。
ヤマトシロアリ
イエシロアリ
土壌に生息していて、そこから蟻道と呼ばれるトンネルを床下なんかに伸ばしてアタックをかけてきます。
だから侵入口は、地盤面より下になります。
時々耳にする『アメリカカンザイシロアリ』は地下シロアリではありません。
分類上は『乾材シロアリ』に入ります。
湿った木材ではなく、乾燥した木材を食べるシロアリです。
だから地下シロアリのように、土壌からアタックをかけてくることはありません。
羽アリが飛んできたり、被害にあった建材や家具から侵入する事が多いんです。
よって、従来の予防策では効果を発揮できません。
話を元に戻しましょう。
先程のイラストを良く見ると、大きな⇒があるでしょ?
コレ、耐圧盤と立上りの隙間を指しています。
一体打ち工法ではない場合、耐圧盤打設後にセパという金具を耐圧盤に打ち付け、ここに立上り用の型枠を固定します。
このセパの周りに、小さい隙間が出来ちゃうんですよね・・・。
シロアリって、1mm程度の隙間があれば侵入出来るんです。
たから、ここが侵入口になる可能性って高いんです。
ちなみに以前は弊社もも一体打ちを行っていませんでした。
だから、ここに侵入口が存在していた事になります。
でも弊社の場合、打ち継ぎ部は地面から50mm上になっています。
太陽光や風による体表の乾燥を嫌がるシロアリは、地上に出る事を避ける習性を持っているので、そのまま侵入する事は出来ません。
必ず蟻道を築く訳です。
だから蟻道のチェックをしていれば、シロアリの侵入を防げるんです。
しかも、この隙間にホウ酸シーリングを充填しています。
コレって防蟻剤と一緒ですから、口にしたシロアリは死んでしまうんです。
しかも基礎内は基礎パッキン効果で、いつも通風&乾燥状態。
シロアリが生息しにくい環境を維持できています。
だから弊社の建物は、一体打ちしていなくてもシロアリ的には問題ありません。
でも、どうせなら、より安心な一体打ちを採用したいでしょ!
こうして弊社も、一体打ちを採用した訳です。
posted by AssetRed
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