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ある現場のすぐ前に、某大手HMの現場があります。
弊社の現場は私道のにドン付きなんですが、この現場は少しだけ道路側にあります。
4.0m道路の為、工事時期が重なると面倒だな・・・。
そう感じていました。
先方の工事車両が道路に停まっていると、こちらの工事車両が進入できないんです。
でも着工前の挨拶周りの際にでも、連絡先の交換ができるだろうと高をくくっていました。
でも残念ながら、この予想外れちゃったんです💦💦💦
いつもであれば、工事着工の挨拶的な書面が現場にも届きます。
でも、この現場からは何も届きません。
だから工事担当者の連絡先もわからないんです。
そして、ある日現場に入る私道入口に『車両通行止め』の看板が立てられていました。
「すいません!奥の現場に行きたいんだけど。」
軽トラの窓から、交通誘導員に声を掛けました。
「申し訳ありません。もう少しで終わるので、もう少しお待ちください。」
チラッと見ると、道路にプラントが設置されていました。
柱状改良を行っているのかな?
車をバックさせ、私道入口から少し離れた道端に車を停め待機する事に。
10分・20分・・・。
どんどん時間が過ぎていきます。
でもGOサインは、一向に掛かりません。
車から降りて現場を覗いてみると、呑気にプラントを洗っています。
「まだかな?」
「結構待たされてると思うんだけど・・・。」
するとトランシーバーで遣り取りをした後、誘導員が質問をして来ました。
「用事はなんですか?」
「奥の現場に荷物を届けたいんです。」
またしてもトランシーバーで遣り取りすると
「申し訳ありません。車から降りて手で持って運んでください。」との事。
誘導員は申し訳なさそうにしていましたが、ちょっとカチンときたんですよね。
だったら最初から、そう言えよ・・・。
今後の事もあるので、先方とは仲良くしたかったので今回は大人しく従う事にしました。
梁&柱を3本ほど運ぶだけだったので・・・。
現場前を通過する際にチラッと見たところ、現場には作業員と交通誘導員しかいませんでした。
私を見掛けても「お疲れ様!」とか「ゴメンね!」の言葉もありません。
ナルホド・・・。
作業員の判断だったようですね。
現場監督であれば、こんな対応はしなかったと思います。
お互い様という事もあるけど、こんな問題にも発展しかねないからです。
国交省が発行している『運送業界2024年問題』チラシから抜粋しました。
運送業者が集荷や配送の際に待機する場合には、委託者がその対策を講じたり待機分の費用を支払わなければなりません。
またトラックから届け先まで横持ちする場合にも、附帯業務として料金を支払う必要があります。
今回は私が荷物を運んでいた為、こうした問題が発生しませんでした。
でも配送業者に対して行われていれば、問題になった筈。
待っていられずに、荷物を持ち帰っていたかも知れませんね・・・。
当然、その場合の費用も加算されます。
こうした費用を請求された場合、誰が支払うのでしょうか?
待機&横持ちを指示した作業員?
まさか交通誘導員って事は無いですよね。
それとも、現場にはいなかった現場担当者?
いずれにしても、作業員には、こんな認識はなかったと思います。
従来は当たり前に行っていた『悪しき慣習』が、いつの間にか『問題となる行為』に変わっていた事を知らなかったんだと思います。
弊社現場に入場している関係者だって同じです。
イザ請求が来た際に責任を取る事も出来ない者が、安易に『言ってはならない事』を口にする。
充分、有り得ると思うんですよね。
みんなにも、説明する必要を感じました。
あっ、愚痴じゃありません。
備忘録として、書かせてもらいました。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。