「えっ?最近は急勾配の屋根なんて少ないですよ!」との事。「え~っ、そうなの?!」

今日は水曜日。

アセットフォーはお休みです。

でも現場の事を書こうと思います。

まずは、この写真を見てください。

練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の現場写真です。

野地合板の施工が終わったので、上から撮ってみました。

棟部分のスリットが見えると思います。

コレ、小屋裏の暖まった空気を排出するためのスリットです。

隅棟には開口を設けませんでしたが、平らな棟は全て開口としました。

夏季に熱くなった小屋裏の空気を排出する穴なので、多ければ多いほど良いんです。

だから屋根断熱の場合には、野地合板の一部にコレを使います。

日本住環境㈱のオープンボードという部材です。

そして、隅棟部分をイラストのように納めます。

こうする事で一般的な納まりのように屋根面の通気層を塞ぐ事が無くなるんです。

でも今回は、天井断熱を採用しました。

だから隅棟には開口を設けなかったんです。

 

次の写真をご覧気下さい。

野地合板の上に下葺き材を敷き込んでいる様子を挙げてみました。

今回採用する屋根材は『アスファルトシングル』の為、下葺き材には『アスファルトルーフィング』を採用しています。

いつもは透湿ルーフィングをお勧めしている弊社ですが、アスファルトシングル葺きの場合には使えないんですよね・・・。

仮に使っても、上に葺かれる屋根材に透湿性が無いので意味がないんです。

施工面積が小さく施工時間も短かったので、久々に下葺き材の施工を見ていました。

アスファルトルーフィングの留付には、タッカー針が使われます。

その留付は、重ね部分(イラスト斜線部分)に限られています。

ちなみに重ねは、必ず上下100mm/横200mm取らなければいけません。

この部分は下葺き材が2重になっているので、タッカー針を留め付けても漏水の心配が無いんです。

タッカー針は、概ね150mm間隔に留め付けます。

その際にタッカーの角で下葺き材を傷付けないように配慮が必要です。

また打ち損じや傷がある場合には、防水テープで補修する必要があります。

下葺き材は下から上に貼り込んでいきますが、谷部及び棟部は谷底及び棟頂部より両方向へ250mm以上重ね合わせるようにします。

また谷部においてはイラストのように、予め谷部に沿って捨て下葺き材を敷き通すのが良いと思います。

今回も、ちゃんと斜めに敷き通していました。

1時間ほどで、施工完了です。

軒先部には『軒先キャップ』も取り付けて貰いました。

これで雨が降っても大丈夫

壁の耐力面材と下屋下地が完了次第、屋根材の施工を行う予定です。

そうそう、今回の屋根は勾配が緩いんです。

「勾配が緩いから、仕事が楽でしょ

そう、質問してみたんです。

「えっ最近は急勾配の屋根なんて少ないですよ」との事。

「え~っ、そうなの?!

マジに意外でした。

顔に出ていたのかもしれませんね。

「都内は斜線が厳しいからですかね・・・。」

軽く、フォローされてました。

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