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たまにはブログを書いてみたいと思います。現場監督です。
赤塚のA邸ではサイディング工事が始まったばかり。通気胴縁を良く見る事ができます。
そこで今回は、通気胴縁について簡単に説明したいと思います。
木造住宅の長寿命化には木材の腐朽対策や白蟻対策などが必要となります。
具体的には外壁の軸組や土台の防腐防蟻処理、床下・小屋裏の換気の他に、軒の出を大きくして雨がかりを防いだり、
外壁内に通気層を設けて壁体内通気を行うなどもあります。
この通気層を設ける為に必要となってくるのが、通気胴縁。
厚さ18mm×幅42mmもしくは90mmの防腐・乾燥処理された杉材です。
(厚さは各社によって様々。15~18mmが一般的ですが、15mmにする場合は強度のある材種にする必要があります。)
この上にサイディングを張ります。
透湿防水紙の上に455mmピッチで留め付けて、建物内部から排出される水蒸気を軒裏換気口へ運ぶための通路を作ります。
これが無いと、サイディングの裏に結露が発生し、建物の寿命を縮める事になってしまいます。
又遮熱透湿防水紙を使用する事で、サイディングを透過した熱線を遮蔽・放熱する事で建物への熱の侵入を減少させ、
夏の省エネにも効果大です。(銀色の紙が遮熱透水防水紙です。)
サイディングを縦貼りにする場合は胴縁を横に取り付ける必要があります。
この場合、空気の流れを胴縁が塞いでしまいますので、エアホール胴縁といって空気の通り穴のあいたものを使用する事になります。
サイディングを張ってしまうと見えなくなってしまう通気胴縁ですが、しっかりと施工しないと、
省エネ・快適で長寿命な住まいにはなりません。
少し硬い話でしたが、いかがでしたか?もっと詳しく知りたい方は現場で見かけた際に声をお掛けください。
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posted by Taka Arai
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