屋根下地工事進んでいます。

『FPの家/Y邸』

先日建前が無事完了し、現在は外部の工事を進めています。

屋根タルキを455mm間隔に並べて母屋に留め付け、その間にFP遮断パネルを入れていきます。

上の写真の緑色した物が『FP遮断パネル』です。

厚さ105mmの硬質ウレタンフォームに35mmの通気層がついた断熱パネル。

断熱材とアルミ箔製で2層構造になっている通気層が、太陽熱をカットします。

上の写真を見ると、屋根パネルと野地合板の間に大きく隙間がある事がわかります。

この空間を空気が流れ、アルミ箔によって遮断された輻射熱が、屋根頭頂部に設けられた換気棟から排出されるしくみです。

真夏の屋根は75℃近くに温度が上昇するそうです。

単に通気層を設けた屋根と通気層をアルミ箔2層にした場合では、断熱材に伝わる温度がおよそ17℃も違うそうです。

FPの家では、勾配天井や母屋下がりで天井裏が充分確保出来ない場合、この『FP遮断パネル』を採用する事で、快適性能を確保しています。

Y邸は充分な天井裏が確保できる建物の為、セルロースファイバーを使用したブローイング工法を採用しています。

FP遮断パネルは母屋下がり部分だけの採用です。

それ以外の部分は、断熱材を留め付けず、そのまま屋根タルキに野地合板を打ち付けます。

野地合板も無事張り終わりました。

この後はアスファルトルーフィングを葺きます。

定期的にFPの家の工事風景をご報告いたします。お楽しみに!

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posted by t.arai

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