こんな本、見つけました。

blog

アセットフォー日記

2015.04.13

『なぜ新築マンションには

自然素材が

使われないのか』

鈴木雄二・菅原浩一・樋口勝一　著／幻冬舎

冒頭、ナイチンゲールの言葉が紹介されています。

『建築業者が家を建てる目的は、あくまで投資する資金に対する最大の利潤をあげるところにあって、居住者の医療費を安くするところにはないからである。しかし、もし居住者たちがもっと賢くなって、非健康的な構造の住居に住むことを拒むようにでもなれば、(中略)儲けに聡い建築業者たちは、たちまち正気に戻るであろうに。しかし現実には、彼らは一番安上がりな家を建て、またその家に平気で住むような愚かな人びとが、いつの世にも存在するのです。』　～　看護覚え書の一部

建築業界に携わっている方々の多くは非常に耳が痛いのではないでしょうか？

マンションデベロッパーの著者が、『シックハウス症候群の無い家』、『快適な家』を実現する手段として

『無垢フローリングや漆喰壁。紙クロス』を採用したマンションを建てるまでの悪戦苦闘と

お客様を巻き込んで、自然素材と付き合う仕組みを定着させるまでの喜びが書かれた一冊のようです。

『自然素材を使った健康住宅』をお客様に提案している弊社としては、読まねばならぬ一冊として購入しました。

書いてある事がひとつひとつ思い当ります。

以前に行った、『西洋漆喰を使用した塗り壁体験会』の事を思い出してしまいました。

自然素材を採用する誰もが通らねばならぬ道とはいえ、

その苦労を誰に相談すればいいのか？

相談しても、どう大変なのかわかってくれないとか、

そもそも大変ならやらなきゃいいじゃん！

みたいな反応が多いので本当やるせない・・・。（施工者側には消極的な方が多いんです。トホホ・・・。）