鉄骨造マンション、解体中です。

只今、鉄骨造マンションを解体中です。

デッキプレートの上のコンクリートを斫って下に落していますが、コンクリートの量がとにかく多くて・・・。

まさに瓦礫の山です。

ペントハウスの屋根コンクリートを斫ってみたら、こんな感じでした。

溶融亜鉛メッキのデッキプレートが赤錆だらけで、今にも崩れそうです。

外壁の下地(ラス網とモルタルが付いていた亜鉛鋼板製波板)も錆びて穴があいています。

ブレース(筋違)が錆びて無くなっているところもありました。

建物を壊す前の耐震診断で、建替え判定が出たようですが、この錆を見ていると頷けます。

亜鉛鋼板やデッキプレートは錆に強いはずなんですが、長い間に隙間から入った湿気が原因でしょうか?

断熱材は全く入っていませんでした。繊維系断熱材が入っていたら、壁体内結露でもっとひどい事になっていたんでしょうね。

上の写真は、『FPの家 O邸』の壁断熱材と構造体の接合部の写真です。

ベージュ色の&と書かれたパネルがFP壁パネル

水を通さない独立気泡が売りの高性能断熱材です。

現場に合わせた長さや幅で納品されます。その厚さは105mm。

あまりにピッタリすぎて、嵌めるのが大変。大きなハンマーで叩いて入れています。

構造金物と干渉する場合は、パネルを欠き込み、現場発泡ウレタンを充填します。

次の写真は床パネルです。

88mmの高性能断熱材に12mmの構造用合板が圧着されています。

銀色のテープは『気密テープ

パネルと構造体及び、パネル同志の隙間を塞ぐために無くてはならない部材のひとつです。

湿気を通さない高断熱パネルと、その隙間を埋める気密テープ。

もっとたくさんの気密・断熱処理が必要なんですが、説明しきれません。詳しく知りたい方は、是非ご一報ください。

はっきりしているのは、壁の中に湿った空気が入る家は、壁体内結露によって住人をアトピーにしたり、木材腐朽菌で建物の寿命を縮めるという事。

ひとつひとつ手を抜かない施工があって初めて『壁体内無結露50年保証』が実現できる訳です。

また、FPの家は、全棟気密測定を実施しています。

でも実施している事が凄いのではなく、全棟がC値1.0㎠/㎡を下回るという性能を維持している事(全国平均0.6㎠/㎡)が凄い事だど思います

皆さんに、もっと『FPの家』の事を知っていただきたい!

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posted by t.arai

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