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機能する換気システムのおはなしです。
『機能する・・・』なんて、当たり前じゃないの
多くの方は、そう思うはずですよね。
シックハウス問題が大きく取沙汰され、住宅換気が義務付けられて以降、肝心のシックハウスは改善したのでしょうか?
次のデーターをご覧ください。
全体的には確実に減っている事が上のグラフでわかります。
しかし下のグラフを見ると、RC造中心の共同2~5階及び共同6階以上の建物が減っているのに対して、戸建1階及び戸建2階・3階は横ばいもしくは微増となっている事がわかります。
このデーターからすると、木造系の住宅ではあまり換気の効果はあがっていないようです。
その原因は色々あると思われますが、そのひとつは気密性能にあるのではないでしょうか。
次の資料をごらんください。
気密性能を表すC値が5.0㎠/㎡の住宅の場合、17%は給気口から残りの83%は隙間から入ってしまいます。
C値0.5㎠/㎡の場合は67%が給気口から。残りの33%が隙間から入るのと比べると、その差は歴然です。
せっかく換気システムを設置しても、床下や躯体に塗布した防蟻剤や有害物質が隙間から入ってきたら意味ないですよね。
冬の冷たい空気が暖かい家の空気で結露して、繊維系の断熱材に吸着され、黴や木材腐朽菌だらけなんて恐ろしい事も・・・。
換気ダクトの施工具合による、換気不良も心配です。
配管の長さや太さは圧損に大きく関わります。なるべく太い管を使用し、配管長さは短くした方が換気性能が上がります。
その施工上、継手や分岐、曲りなどが必要となりますが、これらもその数が増える分だけ圧損が大きくなる為注意が必要です。
弊社が採用している『ルフロ400』は換気設計を日本住環境㈱が、施工は弊社協力業者が行います。
どんなに優秀な換気システムも設計通りの施工が行われなければ、意味がありません。
換気システムがきちんと機能しているかを確認する方法があります。
それが『風量測定』です。(FPの家では、入居前の風量測定が義務付けられています。)
今日は、『FPの家 O邸』の測定日。日本住環境のスタッフに手伝っていただきます。何しろC値0.07㎠/㎡の超高気密住宅ですから、
どんな結果が出ることやら・・・。結果は測定後にご報告します。お楽しみに
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posted by t.arai
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