夏の日差し対策/遮熱塗料

現在、外部塗装の塗り替え中の現場です。

外壁の塗装は無事完了しました。

既存のリシン吹き付け面に防汚性能の高いウレタン塗料を塗りました。

もちろん防藻性能・防かび性能も高い親水性塗料です。

以前から良く耳にする『親水性塗料』、従来の塗料とどこが違うのでしょうか

上図をごらんください。従来の塗料は、撥水性塗膜が雨水をはじく際に付着していた汚れはそのまま塗膜に残ってしまいます。

親水性塗料は水になじみやすい塗膜の為、汚れと塗膜の間に入った水が汚れを洗い流してくれます。

雨が降る度にきれいになる、植物の葉っぱと同じ原理だそうです。

屋根の塗装が始まりました。

コロニアル屋根に遮熱塗料を塗っています。

ますば下塗りです。

下塗りが終わると、コロニアルの下に黒い樹脂製のプレートを差し込んでいきます。

縁切材』といいます。

屋根材の下に入った雨水は、屋根材の下にある下葺き材の上を伝って軒先から排水されるしくみになっています。

コロニアルの場合はその隙間が非常に小さいため、塗装をした際に塗料で埋まってしまう事があります。

それが原因で雨漏り!

なんて事もけっこう発生しているそうです。

そんな事にならないよう、隙間を確保する為に挟むのが縁切材大切な部材のひとつです。

 

中塗り~仕上塗りと無事完了しました。

下塗りの時には白かった塗料も仕上げの時には打合せ通りの黒色系になっています。

実は、下塗り・中塗り・仕上塗りと工程ごとにそれぞれの色が異なるように塗っています。

うっかり塗り忘れがあっても、すぐわかるように工夫してあるんですね。

さあ、遮熱塗料の効果はいかに

さっそく、赤外線カメラを覗いてみました。

まずは、お隣の屋根から。仕上げはコロニアル系のようですね。

表面温度は76.3℃になっています。

いよいよ、塗ったばかりの屋根です。

表面温度は47.4℃になっています。

お隣さんとの差はなんと29℃。もちろん、屋根の方角や諸条件によって違ってくるとは思いますが、

予想通りの結果です。

そろそろ建物の外観をリフレッシュしたいとお考えの皆さん、

遮熱塗装を是非いかがですか?

夏の日射対策をして、省エネ・快適生活をお過ごしください。

 

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posted by t.arai

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