blog
弊社では、最近
一般財団法人住まい文化研究会の おうちのはなし というコンテンツを定期購入始めました。
今回は、その中から『家の工事費』についての記事を一部抜粋してみました。文字ばかりになりますが、お付き合いくださると幸いです。
「ところで、いくらぐらいで建つものでしょうか?」
住まいづくりの検討を始めるにしても、また具体的に話を進めて行くうちにも、この疑問は常についてまわります。その意味では、最も基本的な疑問のひとつです。
実は、答える側の建築会社の方も、どのように答えて良いのか迷っています。少しでもお客様にわかりやすく答えたいと思っているのですが、おおよそのメドで懸命に答えても、不確定な要素がどうしても残ってしまうのです。
いちばん確実なのは建設費の総額ですが、さまざまな条件によって変動するので明確に答えるためには、時間がかかります。最も簡単な表現としては坪単価が使われることも多いのですが、むしろ誤解をまねきやすいものです。(中略)
坪単価が変動する最も単純な事例では、建物の面積によって変わります。何坪の家を建てても、キッチンセットや浴室などの水周り設備は必要です。仮にこれらのセットに200万円かかったとすると、25坪の家では坪8万円に対し、50坪の家では坪4万円です。これだけで4万円もの差が発生します。小さな家ほど、坪単価は高くなりやすいのです。
また、建物の形によっても坪単価は変わります。たとえば、4間×5間で20坪の家と、10間×2間の同じ20坪でも細長い家では、工事する壁の長さが違います。前者は18間分の壁の量に対して、後者の細長い家では24間分の壁が必要になります。壁だけでも、3割以上余分に工事費がかかります。
また、四角い建物に対して角が欠けた建物では、床面積は少なくなりますが、外壁の長さや面積は全く変わりません。工事をする面積と床面積が違うので、結局、小さい家や変形した家は、坪単価が高くなるのです。
さらに、平屋と2階建てでも同じことです。40坪の平屋と2階建てでは、同じ床面積でも、平屋では40坪分の基礎と屋根が必要で、総2階の家であれば、半分の20坪分の基礎と屋根の面積になります。
(中略)
残念ながら坪単価の不確実さは、まだ他にもあります。不当に安い金額を表示して、安価で建つような表示をしている手口を、見抜くためにも、さらに坪単価の内容を知っておかなければなりません。
坪単価の母数となる面積の算出基準も不明確な部分があります。たとえばバルコニーや吹き抜けは一般的には床面積に含まれませんが、それなりに工事費をかけなければなりません。そこでバルコニー等を施工面積として数えて、坪単価を表示している企業もあります。
一般的には床面積よりも、施工面積の方が広いので、坪単価として計算したときには割安の金額になります。逆に面積に入れないと、追加の工事費がかかる分、割高の坪単価となります。工夫を凝らしたものであり不当とは言えませんが、あまり安いと思われる坪単価の表示では注意しなければなりません。
(中略)
また、実際の工事費の見積もりを見ると、このような概算の坪単価ではすまない場合が多くあります。つまり見かけは安い坪単価であっても、建設に当たって必要となる追加工事が発生することがあるのです。
(以下略)
坪単価によるお見積りって少し怖くありませんか・・・?
この記事を参考に、見積もりをしっかり確認する事をお勧めします。
ちなみに弊社では、間取りおよび仕様を仮決定した後に詳細見積もりをするシステムになっています。
他社と比較すると、お時間をいただく事になりますが、あやふやな金額を提示してご迷惑をかけないためのこだわりです。なにとぞご理解ください。
株式会社 アセットフォー↓↓↓↓
https://www.assetfor.co.jp
posted by t.arai
東京都練馬区北町2-13-11
03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分