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『FPの家 Y邸』
まだまだ、解体工事続いています。
思った以上に鉄骨が太くて、重機の先端につけた鋏で切断するのが容易でばありません。
今週中には建物の解体が完了し、基礎の斫工事に入る予定なんですが・・・。
ところで、住宅の構造・工法には色々ありますよね。
大きく分ければ、木造と鉄骨造、RC造。補強コンクリート造なんてものまであります。
弊社が扱うのは、木造の中の軸組工法です。
他にも、木質パネル工法とか2×4工法なんかがある事は皆様もご存じかと思います。
壊してみて改めて感じましたが、鉄骨造って頑丈ですよね。
木造住宅と鉄骨造住宅、どちらが強いのでしょうか?
上図は、マウスを使った実験結果です。
木製・金属製・コンクリート製の飼育箱で飼ったマウスの方が、他のマウスよりも長生きでき成長する事がわかります。
だから、木造住宅は鉄骨造やコンクリート造よりも優れているんですよ。
という話、よく聞きますよね。
健康に良い木造住宅は他の構造の家にくらべて、強度で劣っているのでしょうか?
今回は木と鉄でその強度を
先日ご紹介した、『おうちのはなし』の№055より一部抜粋して
比較してみたいと思います。
紙面では、3匹の子豚の話をひきあいに
藁・木材・レンガの家の耐火性・耐風性の話から始まります。
みなさんもご存じの如く、レンガの家以外は燃えたり吹き飛んでしまいます。
それでは耐震性はどうでしょうか?
ここに鉄の家に住む4匹目の豚が登場したらどうなるでしょうか?面白い話ですよね。
でも、紙面に4匹目の豚は登場しませんでした。
その代わりに登場するのが、ピノッキオと鉄でできたフェロッキオ。
木材の以外な強さを説明してくれます。
ピノッキオとフェロッキオの二人が寝転んで、鼻をズンズンと伸ばしたとします。
前者は950m後者は450mのところで、その自重により根元が押し潰されてしまうそうです。
両者とも圧縮強度の限界に達した事になります。
今度は下を向いて、鼻をズンズン伸ばしてみます。
前者は2200m後者は500mで、その自重により千切れてしまうそうです。
今度は引っ張り強度の限界に達した事になります。
重さに対する強度では、木は鉄よりも強いんです。
地震では、重たい建物ほど大きな力で揺れます。
できれば軽くて強い材で建物を作りたいですよね。
次の図は、木材と同じ重量の鉄の太さを表しています。
前者がΦ34mmに対して後者はΦ7.7mm。中空にすると厚さ4.4mmになります。
ちなみに木材と同じ太さにした時の重量は7㎏、木材の19.4倍です。
お互いをぶつけ合うと、鉄が曲がってしまいます。
曲げ強度も同じ重量では木の方が大きいんですね。
建物自重が大きいと、基礎形状も大きくなりコストが高くなります。
鉄骨造の家は重量を小さくするため、中空にしたり曲げ加工をしたりと工夫をこらしているようです。
木と鉄、イメージ変わりましたか?
株式会社 アセットフォー↓↓↓↓
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posted by t.arai
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