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空気の質?
昔の住宅は、隙間から自然に空気の入れ替えができていました。
あえて、『換気』の事を考えることもなかったのですが、(そのかわり冬の寒さはひたすら我慢!)
現在の住宅は、それなりに気密性も高まり、部屋の中の空気は思うほど流れず『換気不足状態』になっています。
もしお知り合いのお宅を訪問した際、独特の匂いを感じる事があるとしたら・・・
それは換気不足による空気の質の低下かもしれません。
近頃の住まいづくりで使用される「化学物質」も空気の質を落とします。
気が付かないうちに吸っているこれらが、湿疹や呼吸器障害を引き起こす原因を作ります。
このように汚れた空気、私たちは一日にどの位吸っているのでしょうか。
空気は私たちが体内に取り入れる物質の中で、半分以上を占めています。
その重量はおよそ18㎏。4帖半の部屋いっぱいの空気量に相当します。その中に汚染物質がうようよ。
ゾッとしますよね。しかも食べ物のように「からだに悪いから食べません。」という訳にもいきません。
空気が目に見えるものならば、汚れた服のように洗濯する事ができます。
でも残念な事にその姿は目に見えません。
きれい好きのあなたも、空気の汚れに対しては鈍感になっているのはこうした理由からかもしれません。
そんな空気の汚れ具合を判断する材料はないのでしょうか?
室内の湿度が高くなると、結露あるいはアレルギー疾患の原因となるカビ・ダニが発生します。
逆に低くなると、空気の過乾燥やウィルス活動の活発化などなど様々な問題を引き起こすことになります。
そんな湿度と密接な環境にあるのが空気中の「二酸化炭素」です。
空気中の二酸化炭素が増えると同時に湿度も上昇します。
さらに「ホルムアルデヒド」などの有害物質もその放散量が増加します。
これらの事からも「湿度」は空気の汚れ具合を判断するバロメーターと言えそうです。
こうした、湿度や空気中の汚染物質を住宅内から排出し、新鮮空気を取り入れるのが『24時間換気システム』の役割です。
室内の汚染空気を新鮮空気に入れ替えるとともに、こもった湿気を排出し結露等を防ぐ事ができます。
また必要に応じて加湿する事で、快適さを得る事もできます。
良く耳にする「熱交換換気システム(第1種換気)」や弊社が採用している「第3種換気システム」など種類は色々あります。
その特徴をよく理解して、選定するのが望ましいと思います。
でも、ここで注意していただきたい事がひとつあります。
換気システム、設置すれば安心なんでしょうか
換気ダクトの太さ、曲りやつぶれ、長さ、ジョイント・分岐の多寡等、その施工によって
換気風量は大きく異なります。
写真にあるような測定器を使用して、換気風量を測定する事が出来ます。
FPの家では、お引き渡し間近になると、こうした機器を使った「換気風量測定」を全棟実施しています。
設計通りの換気が行われているか確認し、必要であればその風量を調節します。
きちんとした上で、お引き渡しする。こうした当たり前の事が意外と守られていないようです。
『機能する換気システム』
お宅の換気システムは大丈夫でしょうか?
株式会社 アセットフォー↓↓↓↓
http://www.assetfor.co.jp
posted by t.arai
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