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『FPの家 Y邸』
ようやく待ちに待った
『FP壁パネル』の施工を行います。
まずは、FP壁パネルの説明からスタート!
イラストにはFPパネルとありますね。・・・
FPパネルは、1階床にも2階床にも使いますから
ここでは、FP壁パネルと呼ばせていただきます。
FPの家の快適さと頑丈さの秘密はここにあります。
FPの家では、ウレタンフォームを注入発泡し25tの圧力をかけて木枠と一体成型した
硬質ウレタンフォーム断熱パネル(FP壁パネル)を柱の間に組込んでいます。
一般の軸組工法に比べ
①断熱性能はトップクラス、繊維系断熱材(グラスウール)の2倍。
②壁内は独立気泡によって湿気を通さず、結露がないため、性能劣化がほとんど無い。
③FP壁パネル自体が強度を持ち、建物の耐久性・耐震性を向上させる。
④施工技術による厚さや密度にムラがなく、断熱欠損や隙間も無い。
⑤経年劣化が少ない。
というメリットがあります。
また湿気に強い硬質ウレタン断熱材が、屋外からの雨水や
屋内からの水蒸気の侵入を防ぐだけでなく
室内側に施された精度の高い気密施工と
外壁との間に設けられた通気層によって
壁内結露を防ぎ、新築時の構造強度を長期にわたり維持する事ができます。
その証が『無結露50年保証書』です。
硬質ウレタンフォームの高い断熱性能については、いまさら説明の必要もないですよね。
もし、必要な方はブログを遡ってご覧ください。
それでは、FP壁パネルの施工スタートです。
FPパネルの木口には使用する階と品番が書かれています。
写真のパネルは2階で使用されるものです。
①GSMは壁用/910モジュール/柱105角を示します。
②18は柱間隔1820mmを示します。
③K11は開口部の上下に使用し、厚さ105mmを示します。
④最後の200はパネル高さを示します。
この品番とパネル図面を見比べながらの作業となります。
まずは、パネルの運搬です。
厚さ105mm×巾803mm×長さ2700mmのウレタンパネルです。
それほど重くはありませんが、やはり大変です。
取り付ける柱間に置き、嵌め込んでいきます。
柱間805mmに対し、パネルの巾は803mm。
その差、わずか2mmです。
しかも、両サイドには厚さ2mm位のスポンジが貼ってあります。
白いスポンジ、わかりますかね?
ウレタン掛矢(かけや)を使い、ドンドンと叩き入れます。
ウレタン掛矢です。
掛矢といえば、昔は木製でした。材質は樫や欅などの堅木です。
重量はこちらの方が軽く、扱い易いと思うのですが、
何故、ウレタン掛矢なの?
聞いてみました。答えは簡単。
ウレタン掛矢の方が、叩いた際の音が小さいからだそうです。
壁パネルを叩く際の音、昔から近隣からのクレームが多いんですよね。
でも最近、減った気がします。ウレタン掛矢の効果でしょうか?
大工さん、気遣いありがとうございます。
1枚のパネルを叩き入れる間、叩く回数を数えてみました。なんと60回
掛矢重いし、なかなかの重労働です。
柱脚・柱頭金物が入っている場合もあります。
こうした場合は、予めパネルに欠込を入れておきます。
この欠込を金物に合わせてパネルを叩き入れます。
こんな感じで、一枚一枚入れて行きます。
窓の入る場所には、開口パネルを入れます。
屋根の上では、屋根屋さんが下葺き材を野地板の上に敷いていきました。
これで、基礎に溜まった水の処理も卒業ですかね?・・・
まだまだ、壁パネル施工は続きます。
この続きは、後日ご報告させていただきます。
『ローマは一日にして成らず』とか。
良い家も、こうした地道な努力の積み重ねがあってつくられるものだと思います。
もちろん、現場だけではありません。
設計スタッフの親切丁寧な対応や、納得いくまで何回でも図面を描き直す姿勢などなど・・・。
木造住宅をお考えの皆様!
納得できる住まいづくり、一緒に楽しんでみませんか。
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posted by t.arai
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