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前回は、換気と通気についての謎を残したままで終わってしまいました。
とりあえず宿題とさせていただきましたが、調べてみてもイマイチはっきりしません。
とあるサイトには、こんな事が書かれていました。
窓を閉めた状態での家中の空気の流れを、わかりやすく区別するために換気と通気は2つに分けて考えた方がいいでしょう。
人の健康を目的に行う室内空気の入れ替えを換気。家の耐久性を増すための床壁天井裏などの空気の入れ替えを通気とよんでいます。
通風とは窓や戸を開けた時の風通しのことをいい、換気あるいは通気とは区別しています。
なるほど、わかるわかる。
でも・・・
上図は、日本住環境㈱の必要小屋裏換気量の算定とそれに基づく方法から拝借しました。
『小屋裏換気の動力』からの抜粋です。
ここでは、換気と謳っています。
棟換気・軒裏換気・床下換気口、どれも通常良く使われている言葉です。
先程の説によれば、家の耐久性を増すために行うから通気のはず・・・。
この点、外壁通気層や屋根面通気は理解できます。
少し考えてみました。
棟換気・軒裏換気・床下換気などは、家の耐久性を増すために行うものであると同時に
夏の暑さ対策として人の健康を増すために行うものでもあります。
だから換気でいいのかも。
こんなサイトもありました。
残念ながら換気と通風と漏気の違いであり、通気については何も説明がありませんでした。
でも、ヒントを見つけました。
換気は、風を感じないほどの気流である。通気は結構感じますよね。
換気は住み手の意思でコントロールできる。通気は自然任せです。
もしかしたら、電気の力(動力)が必要かどうかもその違いかもしれません。
結局・・・。
使う側が、換気・通気のもたらす効果を良く理解し、適切と思われる言葉を選択しているということかもしれません。
とりあえず今後は、通気という言葉は『外壁通気とか屋根面通気』ぐらいしか使わないのかも・・・。
なんとなく中途半端ではありますが、ここでいったん終了です。
新しい説を見つけたらご報告するかなぁ・・・。
https://www.assetfor.co.jp
posted by t.arai
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