上の階から音がします・・・

『FPの家 Y邸』

本日は日曜日のため、現場はお休みをいただいております。

昨日、気密測定も無事終わりました。

これからは内装下地および造作、床仕上に進みますが

その前に階上音対策

1階天井の上にはユニウール45と言う厚さ50mmの吸音材を敷き込んでいます。

ペットボトルの再生品ではありますが、中高音域の吸音に効果を発揮します。

テレビの音や話声、けっこう気になりますもんね。

続いて、2階床下地。

ユニフェルト6Aと言う厚さ6mmの特殊繊維フェルト複合材を敷き込んでいます。

軽量音を20デシベル低減することが出来ます。(音の大きさが1/4になります。)

椅子を引きずった音やバダハタ聞こえる足音なども、耳障りですよね。

FPの家は、高性能ウレタンで隙間なく包まれています。

外からの音が室内に驚くほど入って来ません。

その分、階上音対策を怠ると・・・。

快適なすまいの為のひと工夫だと思います。

 無垢フロアーも貼り始めました。

今回はバーチ材を採用。明るい色調で木目もきれい、人気ありますよ。

ところで、フロアーの間に挟まっているもの何

これはスペーサーです。

無垢フロアーは季節の変わり目に、湿気による伸び縮みをします。

フロアー同志がピタリとくっついた施工をしていると、フロアーが伸びた時お互いが干渉して

うぐいす張りのようにギコギコ鳴ってしまいます。

そこで、1枚貼るごとにスペーサーを挟んで間隔を開けていきます。

隙間の大きさは、フロアーの材質や巾等で決まります。

フロアーの含水率が10%だったとします。

室内における平衡含水率はおよそ12%

フロアーの含水率が12%に変化した場合

2%×使用する樹種の伸縮度係数×フロアー巾≒フロアー間の必要隙間

という計算式で求めることが出来ます。

 バーチ材(板目)/巾90mmの場合だと

2%×0.00338×90≒0.6mmになり、スペーサーの厚さは0.6mmとなります。

弊社では、フロアーの留め付けにフロアータッカーのみを使用し、ボンドの使用は控えております。

これは、ボンドに含まれるVOCおよびホルムアルデヒドの放散量を極力減らしたいという配慮でもあります。

合板フロアーやシート貼りの建具・造作材を使わない、接着剤の使用を極力抑える。などなど

健康住宅を作るには気を配るところがいっぱいあります。

コストとの兼ね合いも大切ですけど・・・。

 

 

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  posted by t.arai 

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