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住宅金融支援機構が半年に一度実施している、「住宅市場動向調査」で
一般消費者
住宅事業者
ファイナンシャルプランナー(FP)
の3者に対して行われた、
平成27年度下期(平成27年10月~平成28年3月)のアンケート結果がまとめられました。
これを見ると、供給者・需要者・中立的な立場という異なる背景をもつ3者の多面的な目線から市場動向を見比べることができます。
色々とある中、次の3項目のみ抜粋しました。参考になると良いんですけど・・・。
それぞれの設問に対して3者3様答えている訳ですが、
意見が揃ったり食い違ったり。こうして見ると面白いものです。
図表9今後の重点取組事項では、住宅事業者・一般消費者ともに建物の性能が第一位になっており
これをさらに詳細に分類したのが図表10です。
住宅事業者の省エネ性に対して、一般消費者は高耐久性を第一位に挙げています。
なるほど!光熱費の削減よりも、長持ち住宅の方がいいんだ。
耐震性・耐火性はどちらも同じですね。
ふむふむ、耐熱性・気密性はあまり重要視されていないようですね。
でもコレ、変です
気密性が低い家(冷暖房した空気が外に漏れていく家)が省エネの訳ないし、
気密性=防露性(建物に有害な湿気が壁内に侵入するかどうか)ですから、
気密性の悪い家=壁内結露のある家=耐久性のない家になります。
柱や土台が腐朽菌や白蟻に食害されている家が
耐震性のある家だとは思えません。
実際阪神淡路大震災の時に被害の大きかった家の大半は、こうした食害を受けた家だったそうです。
ましてや省エネ住宅=健康住宅なんて事は、まったく認識されてないって事ですよね。
一般消費者はともかく、住宅事業者までがこのテイタラク・・・。
まだまだ、供給者側の努力が足らないのは事実ですよね。
供給者の一員として、もっともっと頑張りたいと思いました。
尚、弊社は明日・明後日は定休日となります。
ホッピーレッドさん、ヨロシク
posted by t.arai
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