コンクリートを打設する前に。

 

『FPの家 S邸』

あっと言う間に型枠作業が終わってしまいました。

予め水道やガスの配管を通すために設けておく「先行スリーブ(ボイド管)」も、きちんと所定の場所に入ったし

基礎断熱となる浴室の入口下には「断熱点検口」も設置されています。

基礎と土台を緊結するアンカーボルト(A-40)や、地震時に柱に掛かる引き抜き力から柱の抜けを防ぐアンカーボルト(A-70)

所定の位置に取付完了しました。

後はコンクリート打設時に天端の高さを見るための「天端磁石」を現場に据え付けたレベルで確認しながら、鋼製型枠に取付けるだけです。

天端磁石の写真です。新しくて綺麗ですね。

三脚の上に固定され、基礎全体を見回せる場所に設置されたレーザーレベルの写真です。

くるくる回る先端からレーザー光線が360度照射されます。

水平に設置されたレーザーレベルから照射されたレーザー光線は、水平に進みます。

レーザーレベルの光線射出高さが地面から仮に1.0mであれば、レーザー光線の高さも地面から1.0mとなるわけです。

遣り方貫にタルキを垂直に当て、受光部を取り付けます。

スイッチを入れると、レーザー光線を受け矢印と音で上下を指示してくれます。

写真の場合は、受光部を下にずらしていけば、いずれ「ピリピリピリ」という音が「ピー」という音に変わり、画面は矢印の代わりに水平線になります。

遣り方貫は基礎天端から600mmの高さに設定していますから、

受光部を取付けたタルキを遣り方貫の高さから600mm下で切れば、この下端が基礎天端になります。

後は、鋼製型枠の内側に張り付けた「天端磁石」にタルキの先端を乗せ

受光部の指示に合わせて磁石を上下させながら、「ピー」という音がなるようにします。

 

鋼製型枠に貼られた天端磁石の写真です。さっきと違い、だいぶ汚れています。

沢山配置しますから、結構時間が掛かります。

現場は「ピリピリ」「ピー」とうるさいですよ。

全ての磁石の高さを調整したら、作業完了です。

後は、天気の具合を見ながらのコンクリート打設となります。

基礎業者のみなさん、お疲れさまでした。

 

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 posted by t.arai 

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