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『FPの家 Y邸』
さっきから、何やら屋根の上で気配がします。
何かが始まったようです。
今日は、『太陽熱集熱パネル』の取付日です。
『太陽光パネル』ではありません。
太陽の光を電気に変えるのが太陽光、太陽の熱をお湯に変えるのが太陽集熱です。
「昔、屋根の上にデッカイ箱を置いてた奴だろ!」
なんて人もいますよね。(結構古い世代だと思います。)
菅原文太さんが、「ア〇ヒソーラーじゃけん!」なんてテレビCМもやってましたよね。
でも違います。
あちらは「太陽熱温水器」と言われ、そのしくみは以下の通り。
屋根の上のガラス容器に入れられた水を太陽熱で温めます。
温められたお湯をお風呂などで使う事で、ガスの使用量を減らす効果が期待できます。
ただ、問題もあります。
屋根の上に大量の水を置く事になります。
リフォームが多く、設計時にそんな荷重は検討されていないので、構造的にあまりよろしくありません。
身体に対して頭が重い赤ちゃんが、重心が高いためフラフラ・ヨチヨチしてしまうように
太陽熱温水器を載せた建物は、地震時にとても心配です。
また、設備が大掛かりになってしまい、耐用年数を超えた時の処分が大変なのもネックです。
もう使っていないのに、未だに屋根の上に載せている家を見かけます。
早く撤去した方がいいのに・・・。
太陽熱集熱パネルは違います。
パネルの中を通った冷媒を太陽熱が温めます。
温められた冷媒が地面に設置されたタンクを温め、タンクの中の水をお湯にします。
タンクや冷媒を入れた管は、しっかりと断熱されていますから、冷気で冷やされる事も最小限に抑えられています。
施工風景を撮影しました。
屋根の上に運び上げられたパネルです。
梱包を解いてみると、こんな感じでした。
取付用の架台はこんな感じです。
1システム当たり、2枚もしくは3枚使います。
載せ終わった後の写真は明日お見せします。
今回のお宅は2世帯でそれぞれ2枚づつ使いますから、計4枚載せることになります。
パネル自体の重量も非常に軽く、わずか37㎏。(満水時でも39.5㎏)
設計時にその荷重は検討されていますから、地震時や台風時にも安心です。
ご安心を。
ご興味を持った方は、弊社ホームページをご覧ください。
太陽光を設置したい。でもスペースや周辺環境であきらめるしかない。
そんな方にもお勧めです。
環境に、お財布に、建物にやさしいエコな設備だと思いますよ。
posted by t.arai
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