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弊社では、以前から木材の防腐・防蟻剤として
タケロック SP20Wを採用していました。
(最近になって、ホウ酸系を選択することも可能になりましたが・・・。)
低臭性・低VOC・低ホルムアルデヒドで、高い安全性を持ちながら
白蟻に強く、高い防腐・防カビ効果が期待できます。(でも、農薬系です。)
健康・安全・自然素材を「売り」にしている弊社がなぜ?
と疑問に思われる方もいるかと思います。
下のスラストを見てください。
これは、「基礎断熱」を採用した「外張り断熱工法」を説明している図です。
図中下の方に、床下も建物内部と同じ温熱換気環境になります。とあります。
構造躯体も床下も、
室内と同じ空気環境にあると読み替えても問題ないと思います。
つまり床下や構造躯体に防蟻剤を塗布した場合、
その影響は室内の至るところに及ぶということです。
次のイラストを見てください。
図1、図2とも、「床断熱」+「充填断熱工法」を採用したけれども
「気流止め施工」などの気密上有効な手段を取らなかった結果、
壁内に上昇気流が発生してしまう住宅のイラストです。
このような住宅でも、構造躯体も床下も、室内と同じ空気環境にあり
床下や構造躯体に防蟻剤を塗布した場合、
その影響は室内の至るところに及ぶということになります。
つまり、人体に影響を及ぼす可能性のある防蟻剤(農薬系)の使用が
即、健康被害の恐れに繋がるということになります。
この辺りのことが徐々に知られ始め、農薬系防蟻剤を即刻やめてホウ酸系防蟻剤にすべきである。
という話に繋がるわけです。
ここで話を戻します。
弊社の建てる注文住宅は、FP工法が基本です。
高性能ウレタン断熱材を使い、
充填断熱工法(外張り断熱工法は採用しません。)+床断熱工法(基礎断熱工法は採用しません。)
+計画換気システムで造る省エネ住宅は気密性に優れ、室内の空気は常に新鮮・清浄です。
構造躯体や床下の空気は室内にほとんど入って来ません。
とは言っても、やっぱり不安ですよね。
そこで、より毒性の低い安全な防蟻剤を採用していたつもりだったんです・・・。
ここで、ホウ素系防蟻剤と農薬系防蟻剤の安全性比較をしたいと思います。
(色々な資料を見て、私が勝手にまとめました。)
思った程、その安全性に大きな違いはありませんでした。
(むしろ、経口毒性に関しては農薬系の方が良い成績でびっくりしました。)
でも、健康に関することです。少しの違いが将来大きく影響する事もあり得ます。
そろそろ農薬系を止めて、全面的にホウ酸系に移行する時期が来たということでしょうか。
宣言
アセットフォーの注文住宅は、
農薬系防蟻剤を使用しません。
今後とも、よろしくお願いします。
posted by t.arai
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