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『FPの家 Y邸』
無垢板の階段を取付けています。
工場でプレカットされていますから、施工も割りと順調に進んでいます。
直の部分があっという間に終わり、
とりあえず、養生をします。
早速、曲り×3段の部分に取り掛かります。
側板を取付け、
踏み板を取付けます。
今日中には、なんとか終わりそうです。
昔は、墨付→刻み→取付で2~3日くらいかかったものでした。
これが1日ちょっとで終わるようになったのも、科学の進歩ですかね。
今回採用したのは、
ウッドワン社製のピノアース階段です。
ニュージランドパインの柔らかさと自然塗料の風合いが人気の階段です。
弊社では、建具同様かなりスタンダードな商品です。
冬になると、その足触りや温もりが感動ものの一品です。(傷がつきやすいのが欠点ですけど・・・。)
「うわーっ、(階段の)踏み板が暖かーい。」といつも言われます。
これも、針葉樹ならではの熱伝導率の低さのおかげでしょうか。
現場に行くと思います。
相変わらず、踏み板・側板・階段框、厚い材料をふんだんに使っているなぁー。と
その調湿効果も相当期待できるはず。
弊社の建物は、床・建具・枠・階段が無垢材です。
これらの調湿効果を足すとどれくらいになるのでしょうか?
無垢の杉柱(105×105×3000)1本の調湿力は1升瓶2/3(1200cc)に相当するそうです。
試しに、階段部材の材積を足してみます。
踏み板・・・0.036×0.24×0.90×13段=0.1010㎥
廻踏板・・・0.036×0.9×0.9=0.0291㎥
側板・・・0.030×0.25×4.3×2枚・・・0.0645㎥
上段框・・・0.036×0.12×0.9=0.0038㎥
蹴込板は合板の為、検討しません。
上記の合計は0.1984㎥となりました。
柱一本の材積は0.0330㎥ですから、0.1984/0.0330=X/1200ccとなり
樹種による吸湿量の差はありますが、約7200cc位期待できそうです。
床材等を計算するのは、面倒なので止めました。
いずれにしても、なかなかいい数字でしょ?
やっぱり無垢材に囲まれた生活は、色々と良い事がありそうですね。
posted by t.arai
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