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『FPの家 S邸』
先行配管、終わりました。
敷地に並んだ排水桝です。
建物内の配管も、出来る範囲はやってもらいました。
上の写真の右側にある、青い配管は「架橋ポリエチレン管」。
黒い棒状の物は「ヘッダー」と言います。
弊社では建物外の給水配管はHIVP管を使っていますが、建物内の給水・給湯管はこれを使っています。
「またしても、知らない名前が出てきた・・・。」とお思いの方の為に調べました。
架橋ポリエチレン管・・・
下図のように熱可塑性プラスチックとしての鎖状構造ポリエチレンの分子どうしの所々を結合させて、
立体の網目構造にした超高分子ポリエチレンを云います。
架橋により向上する性能は以下の通りです。
原料ポリエチレンの有する長所
①軽い
②柔軟性がある
③耐食性に優れる
④耐衝撃性に優れる
⑤低温特性に優れる
⑥電気特性に優れる(電気腐食を受けない)
架橋によりさらに向上する性能
①耐ESC(環境応力亀裂抵抗性)が向上する
②耐クリープ(一定荷重をかけ続けることで時間とともに変形していく現象)性能が向上する
③耐薬品性が向上する
④耐熱老化性が向上する
ヘッダー・・・
従来の配管方法は、HIVP管を接着接続し枝状に各水場に配管(枝管工法)しています。
架橋ポリエチレン管とヘッダーを使用した「架橋ポリエチレン管ヘッダー工法」は
一度ヘッダーと言われる部材に給水配管を結び、その先は各水場に1本1本単独で
配管します。
こんなイメージになります。
写真で見るとこんな感じです。
この工法は枝管工法に比べ、水を同時に使用した際、均等に水の供給が出来る。
水栓金具とヘッダー間に継目が無いため、漏水の危険性が低いなどの特長があります。
いよいよ、あとは11月16日の土台敷きを待つばかり。
天気が良い事を願います。
テルテル坊主さん、よろしくお願いしますね。
posted by t.arai
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